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松崎久純「ビジネスパーソンの自己啓発」

「時間ぴったりに到着」「キャンセルを一方的にメール」は、あなたへの信用を失う

文=松崎久純/グローバル人材育成専門家、サイドマン経営代表
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 そして別の日に待ち合わせたときには、やはり少し遅れて現れたのです。そのときまで私は、まだその相手に仕事を依頼するかどうか迷っていたのですが、このわずかな遅刻で、私は仕事を依頼すると、あとで私自身がストレスをためるときが来ると思えてしまったのです。

 この相手は、悪い人ではないのですが、待ち合わせのときと同じように、普段のコミュニケーションでも次第に不安定さが目立つようになってきました。すぐにでも送れるはずのメールが数日後にやっと届いたり、レスポンスが不十分だったりといったことが起きてくるのです。

 こうしたちょっとした付き合いから、まず相手のことを知ろうとするのは、ビジネスパーソンにとって、実は大事なことです。誰もが、このように私たちの行動を見ていて、信頼できるかどうかを見極めようとしていることを覚えておきましょう。

商談などで相手を訪問するとき

 ビジネスパーソンなら、「約束の時間より早め」を心掛けるべきですが、取引先のオフィスを訪問するような場合は、あまり早く着くのも迷惑になりますから注意が必要です。

 昔は、顧客のオフィスでも早めにうかがって、約束の時間まで待たせてもらうという慣行もあったように思いますが、今日では、約束の時間の少し前くらいに着くのが常識的です。そのため訪問先のオフィスの近くまで早めに到着し、少し待機してから訪れるのが普通でしょう。

 相手や状況によっては、早く来ているのなら、早くはじめようと言ってもらえることもあります。しかしながら、遅れて来るなら、それでもいいとは決してならないことを忘れないようにしましょう。

気を遣いすぎた非合理的な集合時間

 待ち合わせ時間については、お互いに気を遣いすぎて、おかしな関係になっているのを見たことがあります。

 これまで最も滑稽に思ったのは、朝9時の待ち合わせのはずなのに、双方が2時間も早い7時ごろに到着しているのを見たときです。

 あるセミナーの講師が、10時開始の企業研修のために、9時に会場に着いて、企業の担当者と打ち合わせをします。この場合、9時までに会場に着けばいいのですが、講師は、万一電車が遅れて、自分が遅れると皆に迷惑がかかるといって、朝8時に到着する電車で会場に向かうのです。そうすると、企業の担当者は、講師の先生より遅く会場に着くわけにはいかないといって、7時半に到着します。

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