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今年の日本経済、安倍首相と黒田日銀総裁が最大の危機要因になる

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 一方、アナリスト、ストラテジスト、エコノミスト、経済研究所に所属する79人から有効回答を得た「日経ヴェリタス」(2019年1月6日号)の日米の株価、為替予想は読み応えがあった。回答日時が12月下旬となっているが、それでも壁谷洋和・大和証券チーフグローバルストラテジストのように日経平均株価の高値は12月の2万6000円、安値は2月の2万1000円などという「雑」な回答も散見された。

 奥村義弘・ちばぎんアセットマネジメント調査部長はよく日経や株式専門紙にコメントが載るが、高値(6月)2万4000円、安値(10月)2万円。ほかにも安値が2万円かそれ以上という人がいたが1月第1週(厳密には1月4日)段階で安値の予想はパーフェクトに外れている。

「日経ヴェリタス」の調査で私が注目している方の回答は次の通りだ。菊地真・ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表取締役は、日経平均株価の高値は4月の2万2000円、安値は12月の1万4000円とした。1万4000円が79人の回答者のなかでの最安値である。菊地氏は毎年、弱気派の筆頭だが、今年は安値1万4000円に説得力がある。

 草刈貴弘・さわかみ投信取締役最高投資責任者は日経平均の高値は2万4000円、安値は1万6000円。時期は明示していない。NYダウは高値2万5000ドル、安値1万8000ドル。松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は高値1月の2万円、安値は3月の1万5000円。高値2万円は回答者のなかでももっともシビアな見方だ。野村アセットマネジメントチーフ・ストラテジストの榊茂樹さんは高値2万2500円(1月)、安値1万7000円(9月)。重見吉徳・JPモルガン・アセット・マネジメントチーフ・グローバル・マーケット・ストラテジストは、為替は99.7円(10月)、114.1円(5月)と100円の大台を突破する円高とみている。嶌峰義清・第一生命経済研究所取締役首席エコノミストは12月に1ドル=97.5円の円高を予想。4月に112円とした。97.5円が最も高い円の水準だ。

 藤戸則弘・三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフ投資ストラテジストは日経平均の安値を10月1万8000円、高値は6月2万3500円とした。藤戸氏の予測は冷静であり、的を射ていることが多い。

 当たるも八卦の企画だが、30年後の日経平均株価の水準を聞いている。当然、10万円以上(6.6%)とか7万~10万円未満(11.5%)もあるが、おもしろいのは2万円未満(4.9%)、2万~3万円未満(6.6%)と10%以上の人が慎重な見方をしていることだ。

 30年後の有望銘柄は(1)リクルートホールディングス、(1)ソフトバンクグループ、(3)日本電産、(3)キーエンス、(5)ファナック、(6)LINE、(6)村田製作所、(6)サイバーダイン、(9)ユーグレナ、(9)デンソー、(9)トヨタ自動車、(9)任天堂だった。リクルートは“人手不足銘柄”の代表。米インディードの買収など海外でのM&A(合併・買収)が成果を挙げている点が高い評価を得た。キーワードは「人手不足」「AI」「高齢化」である。
(文=有森隆/ジャーナリスト)

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