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『初めて恋をした日に読む話』ブームの予兆…“深キョン先生”に日本中が悶絶

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火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』|TBSテレビ」より

 深田恭子が主演を務める連続テレビドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)が1月15日に放送を開始し、初回平均視聴率8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークした。1ケタ台でのスタートとなったことは残念だが、前クールに同じ「火曜ドラマ」枠で放送された『中学聖日記』(有村架純主演)の初回6.0%と比べれば上出来である。

 同ドラマは、漫画家・持田あき氏が少女漫画雑誌「Cookie」(集英社)にて連載中の同題作品を実写化。主人公は、かつて東京大学受験に失敗し、その後の人生を惰性で生きてきたアラサー女性・春見順子(深田)。第1話では、順子が三流予備校・山王ゼミナールの講師としても契約を切られそうになっていたなか、底辺高校に通う“ピンク髪”の学生・由利匡平(横浜流星)と出会い、その自由さに心を打たれて、ともに東大を目指すことに。今後は、匡平の担任で順子とは高校の同級生だった山下一真(中村倫也)や、同じく同級生で順子のいとこでもある八雲雅志(永山絢斗)を交え、“四角関係”の恋愛模様が描かれるという。

 これは映画にもいえることだが、“漫画原作の実写化”は既存のファンに受け入れられるか否かが鍵となる。『はじこい』においてもインターネット上には賛否両論あるものの、「原作ファンだけどドラマも期待してる!」という声も少なくなかった。また、原作を知らずとも「とにかくカワイイ深キョンを見られるのが楽しみ!」「美女にイケメン揃いで目の保養になるドラマ」などと、キャスト陣のビジュアルも話題になっている。

 肝心の内容については、「しょせん少女漫画だなぁ。アラサーが高校生やいとこと恋愛ってリアリティに欠ける……」「原作はおもしろいらしいけど、ドラマはイマイチじゃない?」という意見もあるが、一方で「適度に軽くて見やすい」「原作を読んでないせいか、逆に十分おもしろく感じる」「楽しくのんびり見られて、好きなタイプのドラマだわ」「『中学聖日記』の重苦しい雰囲気が苦手だったから、『はじこい』のゆるふわ感は安心できる」といった好意的なコメントも多い。

 ネットユーザーの指摘通り、同ドラマは“深く考えずに見たほうが断然おもしろい”と思う。私としても、実は“悪い意味”で「あり得ない設定のラブストーリー」という印象を持って見始めたのだが、その期待感のなさから「あり得ない設定のラブストーリー」も楽しめたし、なんなら今になって「よく考えたら深キョンが先生役って最高なのでは?」と気づくことができた。同性の私でも、あんなにカワイイ先生がいる塾ならウキウキで通えたかも……!

 それに、ただの恋愛ドラマかと思いきや“順子が自分と同じ後悔を匡平にさせないために熱くなるシーン”もなかなか良かったので、そこにちょっとした感動を覚えると同時に、「もしかすると、これは人生の教訓的なメッセージ性も感じられるドラマなのでは?」とさえ思えてきた。たとえ、この先のストーリーにそんな要素を感じられなかったとしても、もともと“深く考えずに見る”べきドラマなのでガッカリ感も少ない。

 唯一、視聴者をガッカリさせる可能性が潜んでいるのは“中村の出演シーン”だろう。今回は彼の出番がほとんどなく、ネット上には「倫也目当てで見てるんだけど、全然出てないね?」「見るのやめようかな……」という不満が書き込まれていた。しかし、次週の予告を見る限り、第2話は中村演じる一真が本格的にからんでくるようで、とたんに「絶対に見る!」と宣言する中村ファンが続出。そのため、次回は視聴率も期待できそうだが、今後“ドラマ内で一真がどう扱われるか”によって、数字に波が出てくるのかもしれない。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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