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NGT山口暴行、運営元の謝罪会見が“最悪”だった理由…非常識ポイントをチェック

文=石徹白未亜/ライター
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 謝罪会見で身に着けていい指輪は結婚指輪のみ。また、日頃はいかついフェイスのメタルバンドの腕時計が好きでも、葬式や謝罪時に備えて、皮バンドでフェイス部分が平たく、控えめなシックな腕時計を持っておくことを、すべてのビジネスパーソンに推奨したい。ただ、普段のビジネスシーンでも、ブランドをこれ見よがしに見せつけるようなビッグフェイスの腕時計はすすめないが。

欧米ではNG?「イチジクの葉のポーズ」とは

 一点、服装以外にも触れておきたい。謝罪会見で特に顕著に見られ、また日本人にはなじみのしぐさだが、判断が割れるのが「手を前に持ってくるポーズ」だろう。これは、海外ではアダムとイブのエピソードから「イチジクの葉のポーズ」と呼ばれ、猫背になり自信がなさそうに見えてしまうため推奨されていない。実際に、首脳会議など各国の要人の集合写真を見ると「手は横」派が多い。

 ただし、平時なら「手は横」でいいが、今回の場合は「日本の謝罪会見」であり、「手は横」を貫くと横柄な印象を持たれる可能性がある。AKSの会見では3名とも「立ちっぱなしで手は前」だったが、ずっと「手は前」というのも情けない印象になるため、「基本は着席、お辞儀をして謝るときだけ立って、手は前に」にすればよかったのではないかと思う。

 一方、純烈および友井氏の会見については、服装の点で問題はなかった。昨年の「山口達也氏の未成年淫行騒動における、残り4名のTOKIOメンバーの謝罪会見」というひな形があったからかもしれない。純烈および友井氏は、シャツを見ても「白無地でボタンダウンではない」という無難な選択だった。

 近年は企業の不祥事が多発しているが、一般のビジネスパーソンが「世間様に謝る」というシチュエーションはほぼないと思われる。しかし、非常事態に備えて無難なシャツとネクタイは用意しておくべきだろう。
(文=石徹白未亜/ライター)

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