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文章を読むのが遅い人に共通の“驚きの原因”が判明

文=ヘルスプレス編集部
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 研究では、被験者(50歳以上の成人男女)を3組に分けてリーディングスキルテストを実施。その内訳は、(1)臨床的に明らかなドライアイ(=角膜及び涙液産出に明らかな異常が認められる)が116人、(2)ドライアイ症状を訴えているが検査では異常のない39人、(3)ドライアイ症状のない31人。「標準的な短文」を読むテストでは有意な点数差が現れなかったものの、「長文を読む」テストでは明らかに(1)のグループが、(2)(3)グループに比べて「読む速度が遅い」事実が判明した。

「文章が読みにくいと訴えるのは、ドライアイを抱える人にありがちな傾向だ。しかし、従来のテストでは、その異常がほとんど読み取れなかった」(カラクス氏)

 そこで研究陣は、本1冊に相当するテストを開発。約30分間で「7200語の文章」を読み、ドライアイが読解速度に与える影響度を計ることに成功した。

 専門家のひとりで米マウントサイナイ病院のアンジー・ウェン氏は、「読む速度が遅くなると、読書だけでなく仕事の効率も下がる。特に白内障によるコントラスト視力の低下などがある場合は、影響力が大きい」と指摘している。

「幸い、ドライアイには治療法がある」(カラクス氏)が、市販の点眼薬のなかには涙の安定性を低下させたり、角膜に傷害を与えやすい成分が含まれているものがあるという。

 また、ドライアイは、点眼薬に含まれる防腐剤などによる障害も起こりやすい。該当する諸症状に気づいたら、まずは眼科を受診しよう。今回の研究実施でも、明らかなドライアイ患者には処方薬の使用を1カ月間控えてもらったそうだ。

「ドライアイ症状の緩和には、生活習慣の改善も大切な要素だ。PC画面を長時間見るなどの作業は20分ごとに休憩をはさみ、20回瞬きをするのがおススメ」だという。

 空気の乾燥が悩ましい時期はドライアイ症状が悪化しやすいので、予防やケアは必須だ。
(文=ヘルスプレス編集部)

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