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有馬賢治「日本を読み解くマーケティング・パースペクティブ」

NGT48、AKBシステム=楽屋裏的ビジネスの最悪の失敗例…山口事件、炎上の理由

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メンバー間に植え付けられた競争意識がいじめの発端


 そして、確執が発生しやすい環境を生み出しているのが、AKBグループのシステムそのものである。

「選抜総選挙によるメンバー同士の順位づけや握手会への応募数で、メンバーは個々人の人気を自他ともに認識させられます。他メンバーと比べて自分のメディアへの露出数を意識することもあるでしょう。このように、メンバー間の競争意識を常に煽る要素が仕込まれたシステムの中で、彼女たちにプラスのモチベーションが発揮されているうちは良い循環が期待できます。ですが、年頃の女の子があれだけの人数いれば、どこの女子中高生間にもあるような、妬みや派閥が生まれてしまうことは避けられないでしょう。それが膨張してしまって、様々な憶測も飛び交ったことで、今回の事件が長期間にわたって世間に注目されたのだと思われます」(同)

 落ち着ける空間を提供しているホテルやレストランでも、そのバックヤードの喧騒を顧客側が知ってしまうと、純粋にサービスや食事を楽しめなくなる。それと同様に、裏でいじめが蔓延するアイドルグループを、応援したいと思うファンは少ないはず。楽屋裏を見せることは、ファンの感情を高ぶらせる効果もあれば、ダークサイドを浮き彫りにすることもある。素顔をショウアップする演出方法は、ある意味で諸刃の剣だったのだ。
(解説=有馬賢治/立教大学経営学部教授、構成=武松佑季)

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