ビジネスパーソン向け人気連載|ビジネスジャーナル/Business Journal
(5)乗り心地と内装の質感などの快適性
★★★☆☆
ファミリー向けの軽自動車なので、乗り心地に不満はないです。内装の形状は平凡ですが、質感は満足できます。
(6)燃費性能とエコカー減税
★★★★☆
車両重量は900kgを超えますが、ノーマルエンジン車のJC08モード燃費は28km/Lと優れています。
(7)安全装備の充実度
★★★★☆
2個のカメラをセンサーに使うスマートアシストIIIは、歩行者も検知して緊急自動ブレーキを作動させます。
(8)価格の割安感
★★★★☆
N-BOXなどライバルとの競争が激しく、標準ボディは140~150万円に買い得なX SAIIIを設定しました。
選ぶときに確かめたい3つのメリット
・左側のドアを前後ともに開くと、開口幅がワイドで乗降性も優れています。
・後席をコンパクトに畳むと大容量の荷室になり、自転車も簡単に積めます。
・助手席の背もたれを倒すと背面がテーブルになり、収納設備も豊富です。
後悔しないための3つの要チェックポイント
・後席にチャイルドシートを付けるなら問題ないですが、座り心地は良くないです。
・ノーマルエンジンは動力性能が不足して操舵感も鈍く、走りの水準は低いです。
・19年中にフルモデルチェンジされるので、購入して早々に旧型になります。
こんなユーザーにおすすめ
車内が広いので4名乗車も可能ですが、後席の座り心地と着座姿勢が悪いため、大人4名で乗車するなら居住性を確認しましょう。ただし、後席にチャイルドシートを装着して子どもを座らせるなら問題ないです。後席を前側へスライドさせると、運転席に座る親との間隔が縮まり、信号待ちのときなどに子どものケアをしやすいです。この状態なら、最後部の荷室が広がりベビーカーや子ども用の自転車も積めます。助手席の背面がテーブルになり、車内で軽食を摂るときにも便利なので、やはり子育て世代にピッタリです。
今後のモデルチェンジ予想
先の項目でも触れたように、19年の中盤にはフルモデルチェンジを受けます。プラットフォームが刷新されて走行安定性と乗り心地が高まり、ボディが軽くなって動力性能や燃費にも良い影響を与えます。後席の座り心地も改善されるでしょう。安全装備や運転支援の機能も進化させます。