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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

杉田水脈議員、国会で「あっち行って!」と怒鳴り口論…片山さつき大臣、意外に人気な素顔

文=神澤志万/国会議員秘書

 しかし、実は片山大臣には意外な一面があります。お金にガツガツしていないし、「とても世話好きで気のいいおばさま」という顔もあるのです。今回の問題も、なんでも秘書に任せっぱなしで、帳簿の内容なども興味ないので確認しなかったのが原因だと思います。もちろん、最終的には自分の責任になるため言い逃れはできませんが、国会議員の事務所は営利団体ではないので、こういう議員はけっこう多いです。

 秘書の採用についても、片山事務所は知り合いから頼まれれば経歴や素性などをあまり検討しないで雇ってしまうそうです。また、円満退職した秘書の移籍や選挙応援も気軽に対応してくれるので、けっこう人気があります。

 ただ、報道されているような気性が激しい部分があるのも確かなので、ピリピリすると秘書に八つ当たりをしたり、自分の非を認めなかったりすることもあるようです。損な性格ですね。

脇の甘さを露呈した辻元清美議員

 最近のお騒がせといえば、立憲民主党の辻元清美国会対策委員長の外国人献金問題です。辻元議員の政治団体が韓国籍の男性弁護士から献金を受けており、それが政治資金規正法に抵触するのではないかというものです。辻元氏は「返金した」として役職辞任を否定しましたが、対応がお粗末で「自分の不正には甘いんだな」と思われても仕方ありません。

 個人から寄付を受けた場合、5万円を超えなければ収支報告書には氏名が記載されません。ただし、寄付金控除書類の発行を希望する方の場合は5万円以下でも氏名を記載することになっています。今回の件も、寄付金控除書類のために氏名を記載したのだと思います。確かに、外国籍の方でも日本に納税されている場合は、確定申告で寄付金控除を申請することが可能です。

 政治団体については外国籍の方からの寄付は禁止されていますが、同じ寄付でもふるさと納税はできるので、これらが周知徹底されていなかったのではないでしょうか。おそらく、秘書がよくわかっていなかったのでしょう。脇が甘いとしかいいようがありません。

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg

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