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森口将之「モビリティ新時代の羅針盤」

トヨタ「センチュリー」が“日本人ウケ”する理由…超高級車に隠されたデザインの秘密

文=森口将之/モビリティジャーナリスト

 ところが最近、センチュリーのカスタムが現れた。しかも、仕立てたのはメーカーのトヨタ自身だった。トヨタが昨年立ち上げたスポーツカーブランド「GR」(ガズー・レーシング)の頂点に位置する車両として、純白のボディに黒いグリル、赤いピンストライプを組み合わせた「センチュリーGRMN」(MNはマイスター・オブ・ニュルブルクリンクの略)を製作したのである。

 豊田章男社長をはじめとする重役専用車というこのセンチュリー GRMNは、正月の箱根駅伝では大会本部車に起用され話題になった。直後に開催されたカスタムカーの祭典、東京オートサロンでは黒いボディが展示された。

 現状ではこの2台だけだというセンチュリーGRMNもまた、逆にセンスの良いカスタムであると賞賛する声が多い。しかも、ノーマルのセンチュリーともども、欧米の高級車とは明らかに違う日本独自のたたずまいを持っていると感じる。

 こうなると、新天皇の祝賀パレードに起用予定というセンチュリーにも期待が持てる。欧米の高級オープンカーとは異なる日本独自の華やかさで、我々を魅了してくれることだろう。
(文=森口将之/モビリティジャーナリスト)

森口将之/モビリティジャーナリスト

森口将之/モビリティジャーナリスト

1962年生まれ。モビリティジャーナリスト。移動や都市という視点から自動車や公共交通を取材。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。著書に『富山から拡がる交通革命』(交通新聞社新書)。

Twitter:@mobimori

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