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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

杉田水脈議員、国会で野党議員の傍聴を妨害か…永田町で問題視する声も

文=神澤志万/国会議員秘書

 先日の予算委員会室内での「小競り合い事件」は国会の内外で波紋を広げたようですが、このとき見せた“キレキャラ”は杉田議員のもともとの顔ではなかったと聞いています。彼女の古巣である大阪維新の会の維新政治塾で一緒に学んだ人たちは、「昔は西宮市役所の職員出身らしく、まじめで控えめな印象だった」と言っていました。それが衆議院議員に当選すると、ちょっと変わってきます。当時の維新の女性議員たちの女子会の幹事を買って出るなど、リーダーシップを発揮するようになったのです。

 ちなみに、前述の小競り合い事件は自民党の国会対策委員会もからんで続いているそうです。予算委員会がNHKで放送される「テレビ入り」のとき、議員傍聴席を管理するのが杉田議員の役目になっているようなのです。自民党議員たちに座る場所を指示したり、退席した議員の空席を詰めるように指示したりしている杉田議員の姿が、テレビにもバッチリ映っていました。でも、これは野党の質疑時間のときだけのようで、野党への嫌がらせにしか見えません。秘書たちからも評判が悪いです。

 ちなみに、国会内の噂では、神澤の記事を見て激怒した杉田議員が自民党の国対に報告して、野党議員が傍聴席に座れないようにしているそうです。それもどうなのでしょうね。

二階幹事長の「記憶はないが…」に騒然のワケ

 編集者から「書いたらマズいんじゃないですか?」と言われてきた案件が、自民党の二階俊博幹事長の最近の“衰え”ぶりです。2月17日に80歳の誕生日を迎えたそうですが、永田町では数々の不適切発言が目撃されています。先日も、耳を疑うような発言がありました。

 二階幹事長はある議員連盟の会長に就任しているのですが、その就任あいさつの場で、なんと「会長を引き受けた記憶はないが、ご指名なのであいさつします」とおっしゃったのです。控えていた秘書たちは苦笑するしかありませんでした。まさに笑えない冗談なのです。

 失言対策なのか、少し前から二階幹事長には詳細なカンペが用意されていて、このときもそれを読み上げるだけでした。しかし、その声がか細く、会議室の後方にいる秘書たちには全然聞こえてこないのです。これから、どうなってしまうのでしょうか。

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg

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