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浜田和幸「日本人のサバイバルのために」

日本沿岸に埋蔵の大量のメタンハイドレート、実用化しない理由…原発と輸入天然ガスに固執

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 その一方で、人口減に直面するサウジアラビアでは世界初のAIロボットに市民権を与えた。アメリカではロボットが正式に弁護士資格を取得し、中国ではロボット記者が活躍している。まさに人間が人工知能ロボットに凌駕される「シンギュラリティの時代」の到来を予感させるばかりといえそうだ。

 2030年まで、あと11年。どんな世界になっているのだろうか。経済力では中国がアメリカを抜き去るとの予測がもっぱらだ。そうなれば、軍事力や政治力の面でも中国が世界を牛耳ることになるかもしれない。北朝鮮の暴走を防ぐにも、アメリカは中国の力を借りざるを得ないのが現状である。アメリカの一極支配耐性は終わりを迎えている。人口という武器は市場という最終兵器を構成するからだ。世界最大の人口大国・中国は、同じく人口の大きさで肩を並べるインドとの間で国境紛争を乗り越え、戦略的関係を強化しつつある。

「中国の夢」と称する「一帯一路」計画はインド、ロシア、中央アジアはいうに及ばず、アラブ中東からヨーロッパ、アフリカをカバーする巨大な「中華経済圏」構想にほかならない。ロシアの進める「ユーラシア構想」と一体化すれば、「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ政権とは真っ向から対峙するものになるだろう。現在進行中の米中間の関税闘争は貿易通商戦争に発展する危険性を秘めている。どちらに軍配が上がるのか。2030年の世界を占う上で、アメリカから中国に覇権が移行することになるのか、注目すべき動きは枚挙にいとまがない。

トフラー博士の予言


 さて、アルビン・トフラー博士といえば、世界の未来研究をリードしてきた存在で、ハイジ夫人との二人三脚で数多くのベストセラーを生み出してきた“知の巨人”である。筆者にとっては8年近くのアメリカでの研究生活のなかで出会った最も衝撃を受けた人物だ。80歳を過ぎても、ロサンゼルスを本拠に地球を隈なく飛び歩く行動派であったが、2016年冥界に旅立った。

 しかし、今でも彼と交わした未来への思いの数々は忘れられない。2030年を予測するに当たっては、自称タイムトラベラーより、はるかに地に足のついた視点を提供してくれているからだ。

 若い頃からアメリカの自動車メーカーGMの工場でベルトコンベアーの流れ作業を体験したり、偵察衛星の盗聴器を自分で組み立てたり、崩壊直後のソ連に出かけたかと思えば、改革開放経済に歩み出した中国に足を踏み入れるといった具合で、知的好奇心と実証的な探求心の塊であった。日本の政界の奥の院にもアプローチをかけるといった裏技にも長けていた。会うたびに、その想像力に圧倒された。

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