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“聴けば役に立つ”ネットラジオが7億円調達、VoicyはPodcastを超えるか?

文=吉野 歩
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CEOは元公認会計士という華麗なる経歴

 冒頭の話に戻すと、Voicyが調達した7億円は、新サービスの開発やそれに必要な人材の確保に使われるとのこと。TBSやスポニチなどメディア同士の“相乗り企画”も予想されるが、同社CEOの緒方憲太郎氏が描く青写真はそれにとどまらない。父はアナウンサー、そして元公認会計士という華麗な経歴を持つ緒方氏は、Voicyの公式チャンネルで次のように語っている。

「音声には、活字よりたくさんの情報が含まれつつ、動画のようにディスプレイを見ている必要がないという身軽さがあります。Google Homeなどのスマートスピーカーや家電、車など、どこからでも音が出せるようになった今だからこそ、音声でできることの可能性は高まっています。その人の生活を邪魔せず、豊かにしていきたい」

 現在は、そのために水道管や電線に次ぐインフラ=“音声情報網”を敷いている最中で、自社では社内報もすべて音声で完結させているのだとか。Voicyのチャンネル数は約200。コンテンツのジャンルや番組数ともにまだ十分とはいえないかもしれないが、近い将来には“音声放送業界”においても新たな超情報化社会が実現しているかもしれない。
(文=吉野 歩)

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