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乃木坂46『ザンビ』は「かわいいだけのアイドルドラマ」なのか?“第二の川栄李奈”に注目

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ザンビ|日本テレビ - 日テレ」より

 昨年の映画『カメラを止めるな!』(アスミック・エース=ENBUゼミナール)から現在放送中のドラマ『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(NHK)、『ザンビ』(日本テレビ系)まで、エンタメ界でちょっとしたゾンビブームが続いている。

 前記2作はゾンビを入り口にした変則的な人間ドラマであるのに対して、『ザンビ』は“ゾンビもの”としては正統派のパニックドラマ。アイドル界のトップシーンを独走する乃木坂46のメンバーがゾンビに襲われるシーンの連続で、ファン層を中心に話題を集めている。

 ただ、「やっぱりかわいいし、癒やされる」という称賛もある一方で、「ただのアイドルドラマ」「怖くない」なんて酷評も少なくない。果たして、『ザンビ』は本当に「ただのアイドルドラマ」であり、「怖くない」のだろうか。

「怖さ」より「美しさ」を優先させた意味


 主なあらすじは、「ある日、修学旅行中のバスの故障で少女たちは見知らぬ村に行き着いた。村をさまよう少女たちは見つけた廃屋で一夜を過ごすことになる。その夜、まどろみのなか、少女たちは不気味な音を聞く。その後、フリージア学園で日常が戻ったかのように見えた少女たちに、次々と不思議な現象が起こり始める」というもの。

 その不思議な現象が「生きながら死に、死にながら生きる」という“残美(ザンビ)=ゾンビ”。いつもバラエティ番組でニコニコしている秋元真夏を皮切りに、山下美月、渡辺みり愛、伊藤理々杏が次々にゾンビ化していく姿は、清楚さをベースにした普段とのギャップ十分だ。

 さらに、メインの齋藤飛鳥、堀未央奈、与田祐希は「怖がり、叫び、気を失う」などの追い込まれた姿を見せている。つまり、「ゾンビとして追い込むほうも、ゾンビに追い込まれるほうも美女」であり、彼女たちのさまざまな表情を楽しむことが肝の作品であることに疑いの余地はない。だから、「ただのアイドルドラマ」と言いたくなる人が少なくないのだろう。

 次に「怖くない」という声について。『ザンビ』はカメラワークやカット割り、音響、照明、美術などのさまざまな点でホラーサスペンスとしての基本を押さえた、いわば“ど真ん中”の作品といえる。

「キャー」の叫び声、「ドン」という大きな物音、怪しげなBGMなどの音に頼り過ぎる感こそあるが、深夜に見れば普通に「怖い」と感じるレベル。少なくとも、突然ゾンビが現れてビクッと驚かされた人は多いのではないか。

 ただ、“残美”というコンセプトの通り、映像の美しさを優先させているため、“怖さ<美しさ”というイメージで怖さが伝わりにくくなっている。特に「かわいい」「癒やされる」という感覚が勝ってしまう人は、怖さが半減しているはずだ。

 もともと暗闇で見るホラー映画とは異なり、明かりのついた家で見るホラードラマは「怖い」と感じる前に「何かしらのツッコミを入れたくなる」タイプのコンテンツ。クレームやコンプライアンスへの対策で「そこまで残酷な描写はないだろう」という感覚もあり、どこか冷静な目で見ているものだ。

わずか1年で見せた与田祐希の成長


 さらに、「かわいい」「癒やされる」という感覚が勝る人は、「怖さ」よりも「演技の未熟さ」が気になってしまう人が多い。熱心なファンなら「かわいいから許す」「一生懸命で癒やされるから気にしない」と言えるが、ライトなファン層は「ただのアイドルドラマ」と言いたくもなるだろう。

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