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深夜枠に降格の『ロンドンハーツ』、大衆に“拒否反応”を示され始めた理由

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決してコスパはよくない『ロンハー』

 確かに、人気芸人が多数出演し、大掛かりなドッキリ企画にかかる莫大な制作費なども勘案すると、決してコスパのいい番組とは思えない、現在の『金曜 ロンドンハーツ』。視聴率がよくなくてもDVDや動画ビジネスで収益を上げるという方法もあるが、そこに関しても、同番組は苦境に立たされているらしい。

「企画のパッケージ化が秀逸で、DVDなどのソフトにも落とし込みやすい『アメトーーク!』は好セールスが続いてますが、毎回さまざまな企画に挑んでいる『ロンドンハーツ』は、DVDの売り上げも全然よくないそうです。両番組の総合演出を担当する加地(倫三・テレビ朝日プロデューサー)さんの功績があるからこそ降格程度で済みましたが、今回のリニューアル次第では、番組打ち切りの可能性もあるかと思いますね。

 また、ブレイク直後の有吉(弘行)さんを即座にレギュラーに加えたもののいまいち生かし切れていない。ザキヤマ(山崎弘也)さん、狩野英孝さんなど『ロンドンハーツ』をきっかけにブレイクした多くの芸人を、毎回“おいしく料理する”ところまでの企画にはなかなかできていない……等々のウィークポイントもある。『アメトーーク!』と比べて企画にしばりがなく自由度が高いぶん、いまではそれがアダとなっているのではないでしょうか。とにかく無駄が多いというか、それがある意味では“贅沢”にも作用しているバラエティ番組だと思うのですが、このご時世、そのままではなかなか存続させづらいというのが現状のようです」(前出の放送作家)

ブレイクした“ガヤ芸人”たちの嘘くささ

 4月から深夜枠に移動する『ロンドンハーツ』に代わって、金曜21時枠に入るのは『ザワつく!一茂良純時々ちさ子の会』。この采配も、「いまのご時世を象徴している」と語るのは、あるテレビ局バラエティ班のディレクターだ。

「お茶の間の視聴者は、ハングリー精神むき出しの芸人によるバラエティ番組に“食傷気味”なんだということだと思います。『ロンハー』のメインの出演者はほとんどが40代。みな、それなりにブレイクしてお金もそれなりに持ってるのに、番組の性質上、若手芸人のようにギャーギャー騒いで前へ前へと出ていかなければならない。それが、嘘くさいんですよね。

 一方、同枠に入る新番組のメインは、長嶋一茂、石原良純、高嶋ちさ子といった“育ちのよすぎる”面々。彼らは自由気ままに自分の意見を押しまくりますが、決して下品にならないし、嘘くさくもない。そんな彼らの番組が『ロンドンハーツ』を深夜に追いやるということは、いま、お茶の間は“上品さ”を求めているということの証左だと思います。ですから『ロンドンハーツ』のリニューアルは、まずはそういう芸人を排除するということから始めていかないと、本当に打ち切りになってしまう可能性は高いと思いますね」

 放送開始まで1カ月を切ったものの、依然として謎のベールに包まれている『ロンドンハーツ深夜版』。果たしてどのようなリニューアルが行われるのか、固唾をのんで見守りたい。
(文=藤原三星)

●藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara

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