石徹白未亜「ネット依存社会の実態」【アプリ四季報 2018年10~12月】

PayPay100億円祭りがアマゾン「サイバーマンデー」を飲み込んだ?起きた異変

30代から熱狂的支持を得るポケモンGO

岡田雄伸氏(以下、岡田) PayPay以外の18年10~12月のトピックとして、「ポケモンGOコミュニティ・デイ」があります。「ポケモンGO」では毎月特定のポケモンが獲得できる「コミュニティ・ディ」を開催していますが、10月21日のコミュニティ・ディではアクセスが殺到しつながりにくくなる障害が起き、再開催となりました。過去にも西日本豪雨で延期となったケースはありましたが、アクセス集中で再開催になったのは初のケースです【※2】。

日影 なお、10月21日にヤフーのリアルタイム検索(ツイッターのつぶやきを解析できるサービス。ポジティブ、ネガティブなつぶやきの割合も調べることができる)でポケモンGOを調べると、イベントが始まった直後にネガティブなつぶやきが増えていることがわかります。

――つながらなかったユーザーが「運営、何やってるんだ」などと言っていたのでしょうね。

日影 そうでしょうね。ただ、直後はそういったネガティブなつぶやきが増えていますが、再開催も含めイベント後まで見ると、おおむねポジティブなつぶやきが上回っており、イベント全体としては成功だったのではないでしょうか。

――こうして見ると、ポケモンGOはサービスインの16年から息が長いですよね。

岡田 ゲームは「ひとりのユーザーがさまざまなゲームを行う」というより「数少ないゲームを長く楽しむ」傾向に変わりつつあります。つまり、好きなゲームをとことんやる傾向にシフトしつつあるのです。このなかでゲームに「ファン」を多くつくることが特に大事で、今はファンマーケティングが大きく注目されています。新規でたくさんのアプリがリリースされていますが、リリース済みのタイトルが長期運営されているものが多く、○周年イベントなどで改善が多く行われており、同時にユーザーも盛り上がっています。昨年末も、多くの既存ゲームの人気タイトルが年末年始限定のイベントに注力していましたよね。

――ポケモンGOユーザーの性年代は、どのような感じですか?

岡田 こちらです。初代のポケモンゲームであるゲームボーイ版『ポケットモンスター 赤・緑』の発売が1996年。このとき小学生だった世代が30代となり、今もコアユーザーとして支えていることがわかります。


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