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日本マクドナルド創業者・藤田田氏がタクシーに乗ると必ずやっていたこととは?

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 うまくいかない日に乗せたスーツ姿のサラリーマンが“万シュウ”(1万円以上の乗車)で最初は喜んだものの、行き先を告げると同時に寝てしまったこともある。高速道路を使って目的地に到着し、声をかけるがなかなか起きない。しばらくして、やっと起きたと思ったら、いきなりシートに吐かれてしまったのだ。上客が一転して嫌な客になったわけだが、こうした日は無理をせず、とっとと帰庫して気分転換するに限る。

チップは1日2000円になることも


 タクシードライバーにとって“小さな喜び”がチップである。乗客と気分良く会話した後には「お釣りはいいよ。領収書だけちょうだい」ということも多々あり、そうしたチップは1日平均1000円程度、いいときには2000円ぐらいになり、食事代が浮く。

 実は、チップをもらうにもコツがある。たとえ短距離客であろうと、元気な声で「お待たせしました。どちらまでですか?」と明るく問いかけるのだ。すると、「近くて悪いわね。お茶でも飲んで」などと言いながら、運賃410円で500円を置いていってくれることがままある。急いでいる乗客にお釣りを渡す際、「お先に3000円です」とお札を渡し、間を空けて小銭を数えると「細かいのはいいよ」となることもある。

 また、目的地までのルートを確認した後で会話が弾んできたら、こちらの話をしてはいけない。多くのドライバーが間違えるのだが、「相手の話」を聞いてあげるのがコツである。

 たとえば、企業の重役クラスとおぼしき客に「銀座」と言われた場合、「これからクラブですか?」などとさりげなく聞き、「銀座はホント、気品のある女性が多いですよね」と続ける。新宿や六本木と比べて明らかに女性が上品であり、また優しさを感じることが多いのだが、こうした問いかけが相手の心に刺さると乗客の口もなめらかになるものだ。

 タブーは批判や悪口だ。相手が批判することにうなずくのはいいが、こちらから先に批判をすると、その対象を好ましく思っている乗客の機嫌を損ねる可能性が高い。一般的にもタブーとされる宗教や政治、スポーツに関する話も同じである。

「苦情をもらわずチップをもらえ」――ベテランドライバーの名言である。
(文=後藤豊/ライター兼タクシードライバー)

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