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木下隆之「クルマ激辛定食」

“新型”デリカD5、三菱自の渾身の力作…そのハンパない進化に度肝を抜かれた

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 ただし、実はあくまでも“マイナーチェンジ”である。あるいは、車種追加といっていい。なぜなら、今回ドライブした「新型デリカD5」と「現行型デリカD5」は併売されるからだ。つまり、新型であって新型ではない。

「おっしゃる通り、製品改良です。しかし、新型といっても差し支えないほど手を加えています」

 大谷氏は、そういって頭をかいた。公式には型式が変わらないので、新型ではないのである。

 そもそも、「新型=フルモデルチェンジ」と「改良=マイナーチェンジ」という定義が曖昧になりつつある。個人的な見解では、型式が新しくなるのがフルモデルチェンジであり、型式が共通ならばどれほど大幅に手を加えてもマイナーチェンジだと解釈している。

 それにもかかわらず、最近はちょっとした改良でも「新型がデビューしました」と宣伝される。僕ら専門家が得られるプレスリリースでも、わずかなフェイスリフトでも“新型”と語られるのが“常識”になりつつある。

 新聞に挟まれるチラシでも、毎週のように“新型”の文字が躍る。「いや、それって“新型”ではなく“マイナーチェンジ”でしょ」とツッコミを入れたくなるほど、“新型”の文字が安易に氾濫しているのだ。

 もっとも、今回デビューする三菱デリカD5だけは例外でもいいとさえ思った。形式的には改良だが、新型と名乗るのが相応しいほど進化しているからだ。いっそのこと、「デリカD5.5」と名乗れば良かったのに、と思う。
(文=木下隆之/レーシングドライバー)

●木下隆之
プロレーシングドライバー、レーシングチームプリンシパル、クリエイティブディレクター、文筆業、自動車評論家、日本カーオブザイヤー選考委員、日本ボートオブザイヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員
「木下隆之のクルマ三昧」「木下隆之の試乗スケッチ」(いずれも産経新聞社)、「木下隆之のクルマ・スキ・トモニ」(TOYOTA GAZOO RACING)、「木下隆之のR’s百景」「木下隆之のハビタブルゾーン」(いずれも交通タイムス社)、「木下隆之の人生いつでもREDZONE」(ネコ・パブリッシング)など連載を多数抱える。

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