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子宮温めると運気アップ、生理の経血コントロール…トンデモ健康法広める善意の加害者たち

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 しかし、そもそも昔の人が、経血のコントロールができたという明確な証拠はない。

生理用ナプキンに経血を吸収させる手当てを『粗相』とか『おもらし』とわざと恥ずかしい呼び方をして、女性に罪悪感をもたせます。情けないと思うなら、女性が本来持っていた力を取り戻そうというのが、提唱者のやり口ですね」

 ただ、骨盤底筋を鍛えること自体は悪いことではない。頻繁にトイレに行くのはめんどうくさいし、ナプキンなどでせっかく現代の女性が得た便利さを手放すことになるが、それで病気になることはない。

 ただ、ここから経血コントロールをしたことにより、「生理痛が軽くなった」「セックスレスが解消された」と話が一気に飛躍する。そして「子宮筋腫や、子宮内膜症も治った」などという“病気が治った”系の話も出てくる。股の筋肉を鍛えたからといって、子宮系の病気が治るとは考えられない。結果的に、病院に行くのが遅れ、病気の悪化につながる可能性があるのだ。

(3)布ナプキン

 同じく、生理をターゲットにしたのが、「布ナプキン」だ。現在、多くの人が使っている使い捨ての紙ナプキンではなく、洗濯して何度も使える布製(多くはコットン製)のナプキンを勧めている。

 紙ナプキンに対しては、「使っていると化学物質やダイオキシンで子宮が汚染される」「紙ナプキンに使われる高分子ポリマーが、子宮周辺の熱を奪う」などと、根拠のない論理で否定している。また、使い捨てはよくないとエコ意識が高い層も同調している。

「正直、布ナプキンの使い心地は悪くないです。当てていて嫌な気分にはならないです。でも、清潔でもないし、エコでもないですね」

 外でナプキンを取り替える時は、もちろんそのまま捨ててしまうことはできない。使い終わった布ナプキンはジップロックに詰めて家に持ち帰る。そしてその日のうちに洗わなければならない。かなりめんどくさい作業である。

 また結局洗濯するために水や洗剤を使うわけで、エコでもなくなってしまう。肌が弱く布ナプキンでないとかぶれてしまう人が使うのはわかるが、そうでない人がわざわざ使用する意味はあまりない。

「自分の身体に手をかけることに達成感を感じる人が使用すると思います。もちろん『本人が楽しければいいじゃないか』と思う人もいるでしょう。もちろんそのとおりです。でも、『紙ナプキンを使うと身体に悪い』と思い込んでしまうのは問題なんです」

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