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山崎元裕「超・クルマ論」

トヨタ新型「スープラ」徹底解剖…今、世界一ホット&エキサイティングな車の全貌

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“趣味のためだけにあるのではない玩具”


 デザインには賛否両論が渦巻くが、個人的にはそれは、あればあるほどよいものだと思う。新しいものを提案する時には、とかくネガティブな意見が主流となるものだが、デビューから少しの時間が経てば、このデザインは間違いなく新型スープラの独自のデザインとして違和感を抱かれないものになるだろう。

 インテリアのデザインもうまくまとめている。8.8インチサイズのTFTディスプレイに大型フルカラーアップディスプレイ。ドライバー中心のコックピットレイアウトを見れば、誰もがそのエンジンをスタートしたくなる。

 搭載されるエンジンは、2998ccの直列6気筒ターボと1998ccの直列4気筒ターボだと前で紹介した。実際には前者はRZグレードの専用エンジンで、後者はSZ-RとSZの両グレードに搭載されるものだ。組み合わせられるミッションはいずれも8速スポーツAT。最高出力&最大トルクは6気筒が340ps&500Nm、4気筒は2つのチューニングがあり、SZ-R用は258ps&400Nm、SZ用は197ps&320Nmと発表されている。

 ボディー剛性やサスペンションの仕上がりも、その開発にBMWが関係していることを考えれば大いに期待できるところ。ちなみにスープラのBMW版となるのはオープンスポーツのZ4。トヨタとしてもGRの名を掲げたこの新型スープラのフットワークには、相当な自信を持っているはずだ。

 サスペンションはフロントがダブルジョイントスプリングストラット、リアがマルチリンク式。RZとSZ-Rではアダプティブバリアブルサスペンションなどの先進的なデバイスも搭載される。

 スープラの復活で、日本のスポーツカー市場はさらに活気あるものになるだろうか。かつてスポーツカーを買えなかった世代の方々にとっては、“ちょっと高いけれども、趣味のためだけにあるのではない玩具”。日本市場での発売は今年の春。とりあえず、このような家庭内プレゼン用の理由を考えてみるのも悪くはない。
(文=山崎元裕/フリーランス・モータージャーナリスト)

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