NEW

広瀬すず主演『なつぞら』は大丈夫か?朝ドラヒロイン後に“消えた”女優リスト

【この記事のキーワード】

, ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
NHKの連続テレビ小説『なつぞら』の公式サイトより

広瀬すずが背負わされた、“絶対にハズせない”のプレッシャー

 NHKの連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『なつぞら』がスタートした。

 朝ドラの記念すべき第100作目であり、平成最後にして新しい元号下における最初の作品ということで、NHKからは、“絶対にハズせない”という鼻息の荒さが伝わってくる。

 まず、2017年11月、前作の『まんぷく』に先がけてヒロインを演じる女優を発表するという異例の展開があった。そして、すでに映画、テレビドラマでの主演実績が豊富にあり、人気、演技力とも間違いナシの広瀬すずをキャスティングするという、現段階で考えられるなかで最良ともいえる“安全策”が採られたのだ。

 また、ストーリーは変化球的な要素を避け、“逆境を乗り越え、明るく逞しく育ったヒロインが、未知の分野で活躍していく”という朝ドラの定番的なものに。こちらも安全策といえよう。

 そのうえで、昨年末の『紅白歌合戦』の紅組司会者に広瀬すずを起用するなど、事前のプロモーションも万全。また、『ひまわり』(1996年・前期)の松嶋菜々子、『純ちゃんの応援歌』(1988年・後期)の山口智子、『おしん』(1983年4月から1年)の小林綾子、『どんど晴れ』(2007年・前期)の比嘉愛未、『ちりとてちん』(2007年・後期)の貫地谷しほりと、過去の朝ドラ主演女優が続々と出演するという、話題性十分の仕掛けも用意されている。

【編註:本記事では基本的に、その年の4〜9月放送分を「〇〇年・前期」、10〜3月放送分を「〇〇年・後期」と表記することとする】

“平成最初の朝ドラ”である『純ちゃんの応援歌』。主演は山口智子で、1988(昭和63)年10月から1989(平成元)年4月まで放送された。(画像は NHKエンタープライズより発売のDVD版第1巻

メジャー女優起用で“冒険”を回避する近年の朝ドラ

 平成期の朝ドラは、第41作の『純ちゃんの応援歌』から『なつぞら』まで全60作品ある。そのなかには、『ふたりっ子』(1996年・後期)、『マッサン』(2014年・後期)のように主演が2名いる作品と、『カーネーション』(2011年・後期)のように演者が交代する作品が合わせて9つあるので、主役を演じたのはトータルで69名。うち、男性が4名(田中実、倉田てつを、三国一夫、玉山鉄二)いる。よって広瀬すずは、65人目の平成朝ドラヒロインということになる。

 昭和期に見られなかった平成朝ドラの傾向として、広瀬すずに限らず、『春よ、来い』(1994年10月から1年)の安田成美、『純情きらり』(2006年・前期)の宮崎あおい、『瞳』(2008年・前期)の榮倉奈々、『つばさ』(2009年・前期)の多部未華子、『ゲゲゲの女房』(2010年・前期)の松下奈緒、『おひさま』(2011年・前期)の井上真央、『梅ちゃん先生』(2012年・前期)の堀北真希、『ごちそうさん』(2013年・後期)の杏、『花子とアン』(2014年・前期)の吉高由里子、『ひよっこ』(2017年・前期)の有村架純など、すでにメジャーな活躍をしていた若手女優を主演に据えがち──ということがある(昭和期にも、トップアイドルだった斉藤由貴の起用例【1986年・前期『はね駒』】があるが)。彼女たちの多くが、朝ドラに主演することでさらにステータスを上げている。

『青春家族』(1989年・前期)のいしだあゆみ、『京、ふたり』(1990年・後期)の山本陽子、『おんなは度胸』(1992年・前期)の泉ピン子、『芋たこなんきん』(2006年・後期)の藤山直美、『カーネーション』(2011年・前期)の夏木マリと、ベテラン女優の起用も多かった。ただし、これらは若手女優とのW主演というケースがほとんどなのだが。

 また一方で、山口智子、『君の名は』(1991年4月から1年)の鈴木京香、松嶋菜々子、『あすか』(1999年・後期)の竹内結子、『てるてる家族』(2003年・後期)の石原さとみ、『まれ』(2015年・前期)の土屋太鳳など、当初はそれほど有名な存在ではなかったが、朝ドラ主演をきっかけに主役級、ヒロイン級のトップ女優にランクアップを果たした例も珍しくない。

 そのほか、『私の青空』(2000年・前期)の田畑智子、『ほんまもん』(2001年・後期)の池脇千鶴など、その後、脇を固める実力派として確固たるポジションを確立した女優もいる。朝ドラ出演前からすでに助演女優として売れっ子だった『まんぷく』(2018年・後期)の安藤サクラは、今後はその色をますます濃くしていくのだろう。

 だが、「朝ドラ主演ヒロイン」という“ガラスの靴”を手にした全員が必ずしも、メジャーな舞台で華やかに大活躍したというわけではない。なかには、そうはならなかった“地味系ヒロイン”も存在する。また、事務所からの独立問題で干されてしまった『あまちゃん』(2013年)ののん(能年玲奈)に限らず、メディアでの露出が激減、もしくはゼロになってしまった“消えたヒロイン”も存在するのだ。

 そこで本稿では、そうした女優たちをあえてクローズアップしてみたい。

広瀬すず主演『なつぞら』は大丈夫か?朝ドラヒロイン後に“消えた”女優リストのページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、, , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

Ranking
  • エンタメ
  • ビジネス
  • 総合

関連記事

BJ おすすめ記事