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広瀬すず主演『なつぞら』は大丈夫か?朝ドラヒロイン後に“消えた”女優リスト

文=ミゾロギ・ダイスケ
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広瀬すず主演『なつぞら』は大丈夫か?朝ドラヒロイン後に“消えた”女優リストの画像4日本放送出版協会(現・NHK出版)より発売のNHKドラマ・ガイド『やんちゃくれ―連続テレビ小説』

ドイツに移住した『やんちゃくれ』ヒロイン

 現在、目立った芸能活動を行っていないのが、『やんちゃくれ』(1998年・後期)の小西美帆だ。彼女は『3年B組金八先生』(第5~7シリーズ)の教師役など民放での代表作もあり、舞台出演にも積極的だったが、2010年代になって女優活動が途切れている。

 というのも、結婚相手の仕事での赴任をきっかけにドイツに移住したからである。なお、休養期間に入ってからも閉鎖されていなかったブログも、2013年3月を最後に更新されていない。

『ぴあの』(1994年・前期)の純名里沙も、久しく映画やテレビで演技をする姿を見せていない。宝塚歌劇団出身だけに「舞台に専念しているのでは?」と思いきや、そういうわけでもない。彼女は、2011年の東日本大震災を機に女優業を実質休止させ、歌手として活動しているのだ(声優業は続けている)。テレビや映画で見かけないのはそのためだ。ただし、そんな元タカラジェンヌも、この3月に『トリッパー遊園地』という舞台劇で久々の女優復帰を果たしている。

気になる噂が駆け巡った『オードリー』岡本綾

 俳優・山本耕史と結婚後、所属事務所との契約を終了し、事実上引退状態にある堀北真希、1996年に棋士・羽生善治と結婚をきっかけに芸能界を離れた『京、ふたり』の畠田理恵とは違い、不可解なかたちで姿を消した平成朝ドラヒロインがもいる。

 そのひとりが、2007年に「女優として内から引き出すものが無くなり、表現者としての限界を感じています」といった趣旨の発表をし、芸能活動を休止(事実上引退)した『オードリー』(2000年・後期)の岡本綾である。

 なんとも掴みどころのない休業理由だったが、実は彼女には、その休業の直前に気になる噂が出回った。2006年、ある歌舞伎俳優が、酒気帯び運転の上、信号無視の容疑で書類送検されるという一件があった。その時、クルマの助手席には彼女が乗っていたというのが、その噂だ。しかもその俳優は当時、別の朝ドラ女優と結婚していたのである(後に離婚)。噂の真偽はともかく、そのことで、岡本綾のイメージは大きくダウンすることになる。

 この噂が休業に直結しているかは定かではないが、ヒロイン役で主演した映画が公開されるなど仕事は順調だっただけに、疑問の残る引退であった。

『おんなは度胸』(1992年・前期)の桜井幸子も、“消えた朝ドラヒロイン”のひとりだ。彼女は1993年にはテレビドラマ『高校教師』(TBS系)という代表作も残し、以後10年以上、第一線の女優として活躍していた。

 ところが、結婚→離婚を経て2008年、36歳のときに突然の引退を発表。彼女には、少なくとも表向きにはこれといったスキャンダルやトラブルもなかった。それだけに、かなり不思議な引退劇だった(外国人との結婚が理由という説あり)。それから10年以上がたつが、カムバックの気配はない。

『なつぞら』のヒロイン・広瀬すずは、よほどのスキャンダルでもない限り、“消えた朝ドラヒロイン”にはなりそうにもないが、はたして作品の視聴率は、NHKの意気込み通りのものになるだろうか。それとも、目下“絶不調”の大河ドラマ『いだてん』と“共倒れ”となってしまうのか。
(文=ミゾロギ・ダイスケ)

●ミゾロギ・ダイスケ
ライター・編集者・昭和文化研究家/映画・アイドルなど芸能全般、スポーツ、時事ネタ、事件などを守備範囲とする。今日の事象から、過去の関連した事象を遡り分析することが多い。著書に『未解決事件の昭和史』(双葉社)など。

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