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「ムーミンバレーパーク」があまりに“がっかり&うんざり”…駅から30分、別料金の嵐

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 チケット代は中学生以上が1500円、4歳以上が1000円とリーズナブルだが、交通費や駐車場代がかさむ上に、目玉である体験型アトラクションはどれもチケット代とは別に利用料金がかかる。飲食物などもテーマパーク価格のため、1日遊べば1万円近くはかかってしまうだろう。

 さらに、これらのアトラクションは開園初日ということもあってか、筆者が入園した頃にはチケットがほぼ売り切れで、残っているのは閉園間近の時間帯の利用券のみだった。楽しみにしていたパークのシンボル「ムーミン屋敷」も、入るためには「ムーミン屋敷ガイドツアー」(1000円)が必要なので、泣く泣く断念することに。

ムーミン屋敷

 ムーミン屋敷やその他のアトラクションにも乗れないとなると、残りは「コケムス」というエリアで常時開催されている展示くらいしか見どころがない。着ぐるみのムーミンたちと触れ合えるキャラクターグリーティングはスタッフによるゲストの整列などもないのでどうしたらいいのかわからず、食事をしようにもレストランは整理券式で、この日は4時間半も待つことになるという。

 なんとか潜り込んだキャラクターショーは屋外のステージで行われるため、照明や特殊効果はなく、簡素な演出という印象を受けた。ファミリー向けだと割り切ったとしても、デパートの屋上レベルのショーではムーミンの物語の良さを表現しきれていないように感じてしまった。

 意外と良かったのは、頼みの綱のコケムスだ。コケムスとはフィンランド語で「体験」という意味で、その名の通りムーミンの物語の中に入り込んだかのような体験型展示や、物語やキャラクターの詳細な解説があり、マニアにはたまらないものとなっている。逆にいえば、ムーミンのキャラクターしか知らず、アニメや本をあまり見たことがない層にはまったく響かないだろう。




 大自然との共存を押し出したことでアクセスがしづらい場所にあり、遠出したわりにはアトラクションもキャラクターの催し物もつくり込みが足りないように感じたムーミンバレーパーク。とはいえ、展示だけは本当に見ごたえたっぷりだったので、「テーマパーク」というよりも「ミュージアム」ととらえれば、行ってみる価値はある。ただし、行きも帰りも滞在中も、「埼玉にいる」という現実を実感することばかりなので、“北欧っぽさ”だけは期待しないほうがいいだろう。
(文=鶉野珠子/清談社)

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