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中曽根陽子の教育最前線

中学受験「多様化」の実態とワケ…英検準1級並み、プログラミング、AIについてプレゼン

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 英語入試を実施する学校の中には、面接やグループワークで交わす「英会話」を通して、受験生のリスニングとスピーキングの力を評価する所もある。

「すでに英語を学んできた小学生や、英語が好きで、これから英語の学習をがんばってみたいという多くの小学生に向けて、『本校の中高6年間でさらに英語の力を伸ばしてみませんか?』というメッセージ。これによって、英検やその他の英語(筆記)試験を受けたことのない、たとえば英会話スクールだけで英語を学んできた小学生も、怖がらずに中学受験にチャレンジしていけることになる」と言うのは首都圏模試センターの北一成氏。

 小学校での英語教科化に伴って今後増えてくることが予想される英語選択入試は、帰国子女だけでなく、英語に親しんできた受験生に門戸を開くことになるだろう。
 

まるで入社試験のような新タイプ入試が続々登場

 
 もうひとつのトレンドが、これまでにない形態の入試を実施する学校が増えていることだ。新タイプ(適性検査型)入試と呼ばれるが、その実施校は、2014年38校→2018年147校、延べ受験者数も1989人から1万3000人に増加している。

 もともとは公立中高一貫校受験生の受け皿として始まった入試で、公立中高一貫校で実施されている適性検査に準じた問題が出題されてきた。適性検査の出題のポイントは大きく2つ。1つ目は、「いかに覚えたか」ではなく、「いかにその場で考えられるか」という思考力・判断力を問うこと。

 2つ目は、「自分なりの提案や意見」をその場で表現できるかということ。公立中高一貫校ができた当初、従来の私立中学受験とは対策が異なるために私立中学との併願は難しいとされてきたが、ここ数年新タイプ入試を実施する学校が増加したことで公立中高一貫校との併願が可能になり、私立中学受験に新たな層を生み出している。

 興味深いのは入試の多様化だ。名称も総合型・論述型・自己アピール型・思考力型・AL(アクティブラーニングの略)型などさまざまだが、中にはレゴブロックを使って考える入試、ワークショップ型の入試、プログラミング入試など、これまでの入試のイメージを覆すユニークなものがでてきた。

 レゴブロックを使った入試でマスコミでも話題になっているのは、聖学院中学校(東京都北区)。2019年入試ではものづくり思考力入試・難関思考力入試・M型思考力入試の3つが行われたが、そのうち2つがレゴを使う入試。この入試を開発した教員は、企業の組織開発や研修用に開発されたレゴ®シリアスプレイ®というメソッドの認定ファシリテーターの資格保持者。

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