NEW
木下隆之「クルマ激辛定食」

BMW「3シリーズ」のリバース・アシスト機能が感動的…直近50m分の“バック自動運転”

【この記事のキーワード】

, , ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

安全機能も装備

「リバース・アシスト」の画面

 この機能は、新型「8シリーズ」から採用され、新型「3シリーズ」にも搭載されている。両モデルとも、サイズが大幅なワイドになった。

 たとえば、新型「3シリーズ」は、全長が70ミリメートルも伸びた。全幅も25ミリメートル拡大。前後のタイヤ間の距離、つまりホイールベースは40ミリメートル延長。左右のタイヤ間の距離、つまりトレッドはフロントが43ミリメートル、リアが21ミリメートル広がっている。

「道の狭い日本では、ちょっと大きすぎないか」

 そんな意見も耳にする。この質問をBMWの担当者にぶつけたら、返って来た回答は以下のようなものだった。

「確かに、おっしゃるとおり車幅が1800ミリメートルを超えると、すれ違い等で緊張を強いられるかもしれません。だからこそ、このリバース・アシストが役立つと思いますよ」

 なるほどである。

 操作には習熟が必要だ。スイッチひとつでオーケーという手軽さだが、頻繁に使うものではない。対向車との出会い頭で、速やかな操作でバックができるかといったら慣れが必要だ。だが、慌てなければスムーズにこなせる。

 壁が迫っている場合には、すべてをクルマに任せるのに勇気がいる。だが、それも慣れの問題だろう。

 後退中にも、「クロス・トラフィック・ウォーニング」が作動してくれるから安心である。前後の衝突安全機能は作動するから、自動運転のようにクルマ任せで問題はない。

 そもそも、BMWのドライビングアシストには定評がある。レーンキープやクルーズコントロールは、クルマや壁といった周囲の障害物を正確に認識する。それに対する回避行動も俊敏で正しい。駐車スペースに自動で誘導する「リモート・コントロール・パーキング」の精度も高い。クルマから降りた後、リモートスイッチひとつで無人のマイカーを車庫に戻すこともできるのがBMWだ。「リバース・アシスト」などは実は、それほど難易度の高いシステムではないのである。 

 もし狭い道で、僕がBMWと正面で向き合ったら、ちょっとほっとするだろう。そして頭を下げてニコッとする。するとBMWオーナーは華麗な「リバース・アシスト」さばきで道を譲ってくれるはずだからだ。
(文=木下隆之/レーシングドライバー)

●木下隆之
プロレーシングドライバー、レーシングチームプリンシパル、クリエイティブディレクター、文筆業、自動車評論家、日本カーオブザイヤー選考委員、日本ボートオブザイヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員
「木下隆之のクルマ三昧」「木下隆之の試乗スケッチ」(いずれも産経新聞社)、「木下隆之のクルマ・スキ・トモニ」(TOYOTA GAZOO RACING)、「木下隆之のR’s百景」「木下隆之のハビタブルゾーン」(いずれも交通タイムス社)、「木下隆之の人生いつでもREDZONE」(ネコ・パブリッシング)など連載を多数抱える。

BMW「3シリーズ」のリバース・アシスト機能が感動的…直近50m分の“バック自動運転”のページです。ビジネスジャーナルは、連載、バックギアリバース・アシスト安全機能新型の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

Ranking
  • 連載
  • ビジネス
  • 総合
BJ おすすめ記事