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安倍首相の疑われる見識…新元号とイチローへの国民栄誉賞を参院選対策として政治利用

文=編集部
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 折しも、イチロー氏の辞退が報じられた4月5日、下関北九州道路をめぐる“忖度発言”が物議を醸していた塚田一郎国土交通副大臣の辞任が発表された。安倍政権としては、泣きっ面に蜂というところだろう。

「安倍首相の地盤である山口県下関市と麻生太郎副総理兼財務大臣の地盤である福岡県を結ぶ道路の建設について『総理とか副総理が言えないので、私が忖度した』と述べたもので、現職の副大臣が利益誘導を認めるかのような発言は完全にアウト。のちに発言を撤回し、安倍首相は罷免を否定しましたが、事実上の更迭という見方が大半で、今後は安倍首相の任命責任が問われることは必至です。当然、統一地方選挙や参院選への影響も免れないでしょう。政府にとっては、大きな打撃になります。それだけに、イチローへの国民栄誉賞授与で支持率浮揚につなげておきたかったはずですが……」(同)

 イチロー氏の辞退で注目を浴びる国民栄誉賞だが、安倍政権下で8人目の授与はいったい誰になるのだろうか。
(文=編集部)

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