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ZOZO、現預金急減で危機的水準…前澤社長、PB事業混乱のなか230億円の同社株売却

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 株価も厳しい状況が続いている。昨年7月18日に一時4875円をつけたが、以降下落が続き、今年2月8日に年初来安値となる1621円をつけた。この間の株価は7割弱も減ったかたちだ。その後、少し盛り返すも、3月から4月上旬にかけて下落基調が続いている。

前澤氏がZOZOに230億円分の株を売却

 ZOZOの株式をめぐっては、不可解な動きがある。昨年5月23日に関東財務局に提出された大量保有報告書の変更報告書によると、前澤氏が市場外で600万株をZOZOに売却している。単価は前日22日の終値と同じ3845円なので、単純計算で売却額は約230億円となる。これにより前澤氏は巨額の金を手に入れたわけだが、一方でZOZOにとっては大きな出費となった。同社によると、23日に244億円で635万株を取得したという。一方、取得資金に充てるためか、同社は19年4~6月期に240億円の短期借入金を計上している。同時期にほぼ同額が出入りしているため、現預金への影響はほとんどない。だが、株価は大きく低下しているため、ZOZOは現状、高値づかみしたかたちだ。反対に前澤氏は高値で売り抜けたことになる。

 前澤氏が大量の株を売り払ったのは昨年5月下旬だが、ZOZOが前澤氏から株を取得することを決議したのは、その1カ月前の4月27日。この日は18年2月期の決算発表とPBの今後の展望を示した日でもある。PB事業で19年2月期に135億~225億円を売り上げる見通しを示し(のちに200億円とした)、PBにかける意気込みを見せた一方、PBの販売において重要な役割を果たすゾゾスーツで配送遅延が生じるなどトラブルが続いていたため、そのことについて謝罪も行った。

 また、同日にゾゾスーツ絡みで18年2月期に約40億円の特別損失を計上したことも発表している。PBの販売を始めたのは18年1月末だが、この3カ月間はPB絡みのトラブルが続いていたことになる。こうしたことは、前澤氏が大量の株を売り抜けたことと何か関係しているのだろうか。このことについて一部で議論が沸騰した。

 一方、ZOZOは現預金が減っているためか、今年3月29日に150億円を上限として借り入れができるコミットメントライン(融資枠)契約を三井住友銀行など3行と結んだと発表している。期限は20年3月27日まで。これにより運転資金をすぐに確保できるようになったので、すぐに現預金が尽きる恐れはほぼなくなったが、現在の稼ぐ力では早期に借り入れを返済することは難しいだろう。

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