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ZOZO、現預金急減で危機的水準…前澤社長、PB事業混乱のなか230億円の同社株売却

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 ZOZOは16年から、利用者の支払いが最大2カ月後となる決済サービス「ツケ払い」を始めている。これが売掛金の増加につながったとみられる。このサービスの利用が増えることで売掛金が増加し、資金繰りがさらに厳しくなることが考えられる。そうなれば、コミットメントラインでの融資を受けざるを得なくなるほか、追加の借り入れを余儀なくされる可能性もある。

前澤氏自身の資金繰りにも懸念

 ZOZOの資金繰りが厳しくなっている一方、前澤氏の資金繰りも厳しくなっているとの見方がある。2月22日に前澤氏が提出した大量保有報告書の変更報告書によると、自身が保有しているZOZO株の88%を国内外の金融機関に担保提供している。担保価値は3月後半の株価で換算すると2000億円以上にもなる。前澤氏は相当な額の配当収入を得ているはずで、それに加え、先述した株の大量売却で得た巨額の売却益がある。それでも足りないというのだろうか。

 前澤氏は羽振りが良いことで知られている。ツイッターなどで「お金は使えば使うほど増える」と公言しているほどだ。「お金をたくさん使うことで他の人ができない体験ができ、それにより成長し、もっと稼げるようになる」からだという。大富豪の言葉なので金言だが、ただ、この理屈には大事な概念が欠けている。それは「費用対効果が見込めるかたちで使う」ということだ。これがなければただの“浪費”にすぎない。前澤氏は浪費グセが金欠につながっていると噂されている。

 一方、ZOZOはゾゾスーツで浪費した。同社はゾゾスーツを大々的に打ち出してきたが、今後、使用する場面は限定的になるという。ゾゾスーツなしでも商品を買えるようにするためだ。同社はゾゾスーツで100万件以上の体形ビッグデータを取得できたと誇っている。しかし、それに投じた資金と労力、PBの現状を考えると、費用対効果が誇れるかは疑問だ。先述した通り巨額の特別損失を計上していることもあり、ゾゾスーツへの投資は浪費だったと言わざるを得ないだろう。

 ZOZOと前澤氏は、浪費グセから金欠疑惑が出ている。両者はお金の使い方を抜本的に見直す時に来ているのではないか。
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)

●佐藤昌司 店舗経営コンサルタント。立教大学社会学部卒。12年間大手アパレル会社に従事。現在は株式会社クリエイションコンサルティング代表取締役社長。企業研修講師。セミナー講師。店舗型ビジネスの専門家。集客・売上拡大・人材育成のコンサルティング業務を提供。

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