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話題の『インハンド』に隠された面白さ…実はウイルス感染&免疫学的ネタの宝庫だった!

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『インハンド』公式サイトより

 この春、続々と医学ドラマが始まりましたね。私の大好きなアメリカ版『The Good Doctor』(日本版は『グッド・ドクター』<フジテレビ系>)もセカンドシーズンが放送されています。

 そんななかで注目しているのは、『インハンド』(TBS系)。こちらもかなりレアな寄生虫学者が主人公ときました。山下智久(山P)が演じる紐倉哲博士は、右手が義手の引きこもり寄生虫学者。昨年1月期に放送された連続テレビドラマ『アンナチュラル』(TBS系)のなかで、解剖台の上で寝泊まりしていた解剖医の中堂系(井浦新)と同様、少々変わり者でいわくつきという設定です。

 綿でできたよれよれの白衣の下に、さらによれよれのシンプルな服を着ている感じがすごくカッコいいですね。大学病院でインパクトファクターなどを気にしている大学教授が着用しているピシッと汚れのない白衣との差をうまく出しているな、と感じました。私は山Pが主演した医療系の連ドラ『コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~』(フジテレビ系)は見ていないので、今回の山Pの白衣姿を見て、ただただ「カッコいいなあ」と感じてしまいました。ダニを集める姿もイケてます。机上で“なあなあ”な議論をしている役人との対比もおもしろいです。

 寄生虫に尊敬の念を抱いている紐倉博士が言うように、サナダムシをおなかに飼っている子どもが多かった時代のほうが、アレルギーやアトピー性皮膚炎などは少なかったというのは、有名な話です。「人類よりもはるか昔から生息している虫たちにとっては、我々人類のほうが邪魔者で、適応能力の高い虫たちを尊敬しなさい」というセリフは、案外深い意味が込められているのかもしれません。

山Pと菜々緒の恋話は?

 山Pもさることながら、濱田岳と菜々緒という豪華キャストの、仕組まれたアドリブ風の受け狙いの一言二言に少々引き気味になってしまったのは私だけでしょうか。紐倉博士が「やすいえ」と声をかけると、牧野巴(菜々緒)が「たかいねくん」と受け、高家春馬(濱田岳)が「では、私、高家がご説明します」と語るやり取りは、ちょっと違和感もありましたが、ドラマのテンポは上がりました。

 東大卒の外務省キャリアの牧野が、自身を毛嫌いする頭脳明晰な紐倉博士との会話に、どんどん引き込まれていく様子が見え隠れしていますね。恋なんてしている場合ではないくらい、仕事で成果を上げ外務省に戻ろうとしている牧野が、紐倉博士と時間を過ごすことで、どのように変貌していくのかも見どころです。

 そして劇中では、シャーガス病、ハートランドウイルスなど、レアな疾患名やウイルス名がどんどん出てきました。第1話ではトリパノソーマウィルスが犯罪に使われ、第2回ではハートランドウイルス感染がアウトブレイクしました。

 ウイルスのアウトブレイクやパンデミックは、病院や地域の医師会などで、常に議題に上がる問題です。2009年に起きた新型インフルエンザの世界的流行の時の空港の物々しい雰囲気や、小学校などが休校になったことを思い出します。私のクリニックでも、職員全員が外来でマスクをしながら、熱発の患者さんに過敏になり、インフルエンザ感染者が出た時の移送先や、ワクチンの優先順位確認などに翻弄されていました。

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