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木村隆志「現代放送のミカタ」

深夜ドラマ『向かいのバズる家族』が心に響く理由…『3年A組』との決定的違い

文=木村隆志/テレビ・ドラマ解説者、コラムニスト

 まず感心させられたのは、「マイナビニュース」とコラボして立ち上げた架空のネットメディア「バズナビニュース」。ここまで「ドラマ『少年スナイパー 新平!』原作ファン総攻撃“責任者出てこい”の声」「穂村真斗もゾッコンで話題の美人店長カフェ、恫喝男性の末路」「またもバイトの軽率行動が発覚! 穂村真斗の来店拡散で店長謝罪」の3本がアップされているが、いずれも劇中のエピソードをからめたフェイクニュースであり、遊び心が光る。

 さらに、第3話では「劇中のストーリーと内田理央のインスタグラムをシンクロさせる」という演出が見られた。劇中で、あかりが店員のミスを謝罪するために生配信を行うと、同時に内田のインスタグラムでも、あかりと同じ服装で生配信をスタート。すると、深夜にもかかわらず約7000人が視聴するなどの盛り上がりを見せたほか、「ナマハゲチョップ」のツイッターアカウントもつくって、あかりと内田にPRさせるという今後の広がりを予感させて終了した。

 ドラマと現実をリアルタイムでクロスオーバーさせるこれらの仕掛けは、ひとえにファンサービスであり、実際に視聴者は驚きや喜びを感じていたようだ。映画、音楽、スポーツなど、さまざまなジャンルで積極参加型の仕掛けが増えているなか、『バズる家族』と読売テレビはドラマでのパイオニアになろうとしている。

4年前から生配信を行っていた読売テレビ

 さかのぼること約4年前、読売テレビは『恋愛時代』というドラマでも、他局に先駆けて「LINE LIVE CAST」での生配信を行っていた。

 その内容は、「ドラマの放送時間に合わせて生配信を行い、そこに主演の比嘉愛未と満島真之介を出演させ、LINEでやり取りしながら物語を見られる」という、ファンにとっては夢のようなもの。当時、私も生配信の現場にいたのだが、初めての試みにもかかわらず1万人超が参加する盛況ぶりであり、他局もすぐに追随した企画を行っていた。

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