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新東名と新名神の新規開通区間をテストドライブ…これは快適、GWも利用すべし!

文=萩原文博/自動車ライター
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大和トンネルの慢性渋滞緩和につながるか

 続いて走行したのは、新東名高速道路伊勢原JCTから圏央道海老名南JCTまでの約6kmで、走行時間は約5分の道のりだ。すでに開通していた圏央道海老名南JCTから厚木南IC間の2kmに、厚木南ICと伊勢原JCT4kmの区間が繋がったのだ。これまで、圏央道から盲腸のように出っ張っていた新東名が、ようやく東名高速道路と繋がったわけである。たった6kmで何が変わるのかと思うかも知れないが、実はこの開通の効果は大きい。

 東名高速の上りにある大和トンネルは、東名高速の中でも渋滞の多発地帯。日曜日の夕方にはこの大和トンネルを先頭に、数十キロの渋滞が頻繁に起きているのだ。今回、新東名の開通によって東名高速から圏央道への経路の選択肢が広がり、渋滞が緩和される可能性がある。東名の交通量のうち約35%は圏央道に流れるともいい、今回の新区間開通により、厚木JCTの渋滞緩和も見込めるという。ただしこちらにも注意点があり、東名高速名古屋方面から新東名厚木南方面へは行けない。また、新東名大阪方面から東名東京方面へも行けないことは覚えておきたい。

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ベンツの最新運転支援システムで、新区間を快適に

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 今回2つの新開通区間の走行のパートナーには、メルセデス・ベンツA180スタイル(車両本体価格369万円)を選んだ。なぜこのクルマなのかというと、新東名、新名神高速道路の略称「E1A」……というわけで、その「A」にちなんだクルマを選んでみたのだ。メルセデス・ベンツのエントリーモデルながら最新の運転支援システムを搭載しており、高速道路でアダプティブクルーズコントロールを使用して走行中は、ウィンカーさえ倒せば、クルマが安全を確認し、自動で車線変更を行ってくれ、自動運転の片鱗を味わうことができる。

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 さらに、MBUXという音声入力による操作が可能で、「ハイ、メルセデス」というキーワードを話すとシステムが起動し、エアコンの温度を下げてくれたり、天気予報なども教えてくれたりするというスグレモノ。搭載している1.4Lターボエンジンは、小排気量ながらパワフルで、しかも静粛性も高い。今回の東京から鈴鹿までの往復の実燃費は18.8km/Lと、WLTCモードにおける燃費15.0km/Lを大きく上回る結果となった。これで、ますます先進の運転支援システムなしのクルマには乗れなくなったというわけである。
(文=萩原文博/自動車ライター)

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