松崎のり子「誰が貯めに金は成る」

逆風のTポイントが始めた「Tポイント投資」は“アリ”なのか?手数料は実質無料


 Tポイントをためるのをやめようか、という後ろ向きな客にとって、この「Tポイントで株が買える」のは朗報だろう。コツコツ買っていき、単元株にまでなれば優待も受けられる。これまでポイントの使い道がなかったという人も試しやすい。ただし、取引には証券口座を開く必要があるので、通常の証券会社に口座を開くのと同様の手続きは必要だ。マイナンバーの提出も必須となる。

Pontaはバーチャル方式のポイント投資を開始

 ポイントと株といえば、その直前の3月にもPontaの新サービス「Pontaポイント運用」の発表が行われた。運用は4月9日からスタートしている。

 こちらも、実際の個別企業の株式の値動きに連動するポイント投資だ。ただし、SBIネオモバイル証券とは異なり、現物株を買うわけではないバーチャル方式となっている。20ポイントから1ポイント単位で個別株式へ疑似投資でき、対象になるのは、ゲオホールディングス、日本航空、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、リクルートホールディングス、ローソンに加え、ETFなど計9銘柄(4月9日現在)。

 ただし、いつでも取引ができるわけではなく、前日の終値ベースで1日一回の買い付けのみ。株式の値動きに連動するとなれば、それこそ急激な下落局面に遭遇する可能性もあるが、あわてて売るのではなく中長期的に保有してもらい、将来的には現物株との交換や優待サービスも考えていくとのことだった。

 先のSBIネオモバイル証券とは異なり、あくまでポイント投資なので、株式投資未経験者が手持ちの資金を使わずとも「企業の株の値動きとはこんな感じなのか」とイメージできるメリットはあるかもしれない。また、投信を対象にした他社サービスより銘柄数も多いので、複数に投資して値動きの違いを体感するのもいいだろう。

 このポイント運用ではPontaポイントをいったん銘柄ポイントに換えて運用し、増えたところで再びPontaポイントに戻して引き出すことができるが、その際に引き出すポイント数の5%が手数料としてかかるのが注意点だ。また、せっかく実際の株式に連動しているのに取引はリアルタイムではないというのが物足りないのは事実。このあたりは、株式投資初心者のユーザーの意見を聞いてみたいところだ。

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