松崎のり子「誰が貯めに金は成る」

逆風のTポイントが始めた「Tポイント投資」は“アリ”なのか?手数料は実質無料


 そもそも「投資とは何か」ということについては、それぞれ意見があるだろう。シンプルに言えば、我々がある企業(あるいは国・自治体・外国など)に出資し、最終的にはそれが利益を生むことを期待するものだ。お金を出した以上、その出資先の営業成績をチェックするようになるし、国内外の経済状況やイベントにも関心を持つようになる。

 そういう意味では、ごちゃごちゃとあまたの株式や債券が詰め込まれている投資信託を買うよりは、個別株を投資対象とするほうがわかりやすいとも言える。「貯蓄から投資へ」の動きがなかなか進まないと言われるが、「投資は決して怖くありません。やり方次第では損失も限定的にできますよ」というおためごかしの態度が逆効果なのではないだろうか。あくまで個人的な意見ではあるが、ポイントこそ株式に投資して、値上がりも値下がりもしっかり体験したほうがいいのではないか。値動きするものが向かないと思えば、その先無理に投資する必要もない。リスクに対する自分の耐性もわかり、結果的には良き個人投資家を育てられるのではないかと思う。
(文=松崎のり子/消費経済ジャーナリスト)

●松崎のり子(まつざき・のりこ)
消費経済ジャーナリスト。生活情報誌等の雑誌編集者として20年以上、マネー記事を担当。「貯め上手な人」「貯められない人」の家計とライフスタイルを取材・分析した経験から、貯蓄成功のポイントは貯め方よりお金の使い方にあるとの視点で、貯蓄・節約アドバイスを行う。また、節約愛好家「激★やす子」のペンネームでも活躍中。著書に『お金の常識が変わる 貯まる技術』(総合法令出版)。Facebookページ「消費経済リサーチルーム

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