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マクドナルド、かつてない繁栄期…「社員への投資」重視経営を医療機器出身社長が断行

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 社長時代に「ピープルリーダー」として実績を上げていく。日経新聞がまとめた2016年の「人を活かす会社」総合ランキングで、J&J日本法人は初の首位となった。部長職以上は率先して連続2週間の有給休暇を取得するなど、社員のワークライフバランスに注力したことが評価された。また、雑誌「日経ウーマン」(日経BP社)による18年の「女性が活躍する会社ベスト100」で、J&J日本法人グループが初の1位に輝いた。ダイバーシテイ(人材多様性)尊重の文化を現場から根付かせ、20年に女性管理職比率30%を目指していることが評価された。

 18年9月、J&J日本法人社長を退任。同月、同じ外資系のマクドナルドHDのカサノバ社長に、マクドナルド上席執行役員チーフサポートオフィサー(CSO)として招かれた。そして19年3月27日、社長の椅子に座った。

「夜マック」の成功

 マクドナルドHDの業績は好調だ。14年の鶏肉偽装事件による低迷からV字回復を果たした。18年12月期の連結売上高は前期比7%増の2722億円。1店舗当たりの売上高は過去最高。営業利益は32%増の250億円。純利益は繰り延べ税金資産の計上がなくなり9%減の219億円だった。特殊要因を除くと20%強の増益になるという。

 今期に入っても好調を持続している。19年3月の既存店売上は前年同月比5.7%増。40カ月連続で前年の実績を上回った。100円追加すればハンバーガーのパティが2倍になる「夜マック」を1週間限定でランチタイムに導入したことが支持された。

 人件費や食材費が高騰する外食企業は、一律値上げで客足が遠のいた。「夜マック」は値上げを意識させずに、100円の追加料金がとれる。マーケティングが効を奏したといっていい。人手不足感が強まっている。消費者の低価格商品のニーズが強いことや10月の消費増税を控えて経営のカジ取りは難しさを増す。

 日色氏は就任会見で、J&Jで人材育成に注力したことをマクドナルドでも続けて「人への投資を積極的に進める」と抱負を語った。

 商品や技術を核に成長戦略を描く経営者は多い。人材育成を軸に据えた経営手法で成長を加速させることができるのか。「ピープルリーダー」の手腕に注目だ。
(文=編集部)

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