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人気シリーズだった『ストロベリーナイト』にネット総酷評…オチのくだらなさ事件レベル

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 二階堂ふみとKAT-TUN・亀梨和也がダブル主演を務める連続テレビドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)の第5話が9日に放送され、平均視聴率は前回と同じ6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。第1話は7.8%だったが、2話以降は6%台で推移しており、低空飛行のまま安定している状態だ。

 このドラマは、『姫川玲子シリーズ』と呼ばれる誉田哲也著の小説を映像化したもの。同シリーズは以前に竹内結子主演でドラマ化されており、今回の『ストサガ』では、竹内版で描かれたエピソードと今回初めて映像化されるエピソードの両方が描かれることになっている。

 第5話では、短編集『シンメトリー』に収録されている「左だけ見た場合」というエピソードを映像化した。これは、売れないマジシャン・吉原が何者かに殺された事件の真相を解き明かす物語。吉原の遺体のそばには携帯電話が落ちており、画面には「0456666*」と表示されていた。姫川(二階堂)らは、吉原の携帯電話に登録されていた連絡先を訪ねて聞き込みを行う。

 すると、複数の人物から「吉原は超能力者だった」との証言が飛び出す。さらに、姫川のライバルであるいけ好かない刑事・勝俣健作(江口洋介)の名が吉原の携帯電話に登録されていたことも判明。姫川らは、吉原と何か関係があったのかと勝俣を問い詰めるが、何も知らないと言い張るばかりだった――という展開だった。

 このエピソードのオチは、実にくだらない。携帯電話に表示されていた「0456666*」をガラケーでかな入力すると「わたなべ」となる。謎解きとしてはただそれだけ。つまり、犯人は「渡辺」である。あまりにも安易なネタであり、逆になぜ誰も「かな入力ではないのか」と最初に疑わなかったのか不思議でならない。

 また、宮地雅子演じる所轄の刑事が途中まで姫川の相棒として捜査していたのに、急に風邪を引いたことになってその後一切登場しないという構成もわけがわからなかった。しかもこの女刑事には、常にウエットティッシュを持ち歩き、手を清潔にするように周囲に進めるというヘンテコなキャラ付けまでされていた。それなのに、なんの回収もされないままフェードアウト。視聴者からも「風邪でダウンした刑事さんが何かの伏線なのかと思ったけど関係ないのね?」「風邪のおばちゃん刑事は出てきた意味あったのか?」「おばちゃん刑事のくだりはいったいなんだったんだ」と疑問の声が続出した。

 そもそもこのエピソードの原作は前述の通り短編作品であり、2013年にオムニバスドラマ『ストロベリーナイト アフター・ザ・インビジブルレイン』で映像化された際も、わずか20分弱の短編ドラマとして制作された。それを今回は30分近く引き伸ばしているのだから、特に必要性のないキャラクターでも登場させておかないと尺が持たないということなのだろう。

 ちなみに、「0456666*」は数字ではなくかな入力だと姫川が気付いたきっかけは、菊田和男(亀梨)もガラケーを使っていたからだった。その手元を見た姫川は、1つのボタンに数字とかなの両方(正確にはアルファベットも)が割り当てられているのに気付いたのだった。まあ、本当なら気付くまでもないと思うが。

 ただ、「ガラケーを使って姫川にヒントを与える役割」自体は、菊田である必要がない。このため一部の視聴者からは、「本当は所轄の女刑事がガラケーを使ってヒントを与えるはずだったのに、亀梨の出番が少ないから無理やり菊田に差し替えて女刑事を退場させたのでは」と勘繰る声も出ている。そう考えたくなるほど女刑事の退場は不自然極まりなかった。

 ちなみに、このエピソードの真のオチは、「吉原は本当に超能力者だったのかも?」と思わせる事実が最後に明らかになるところにある。狙いは悪くないと思うのだが、原作の詰めが甘いせいもあり、かなり説得力は弱い。なんとなく最後にグタグダ感が出てしまい、『世にも奇妙な物語』(同)のようなヒヤッとする感覚が乏しいのだ。

 視聴者からも「単純にドラマとして全然面白くなかった」「このオチいる?」「サブタイトルの意味もわかりにくいし、つまらなかった」「視聴率低いからって手を抜いてない?」「いままでの話が二転三転していただけに、今日のはすごく普通だった」と不評が相次いだ。短編作品を無理やり引き延ばしたことで中身がスカスカになったということだろう。

 さて、次回は初めて映像化されるエピソードが放送される。これまでは竹内版と比較されることが多かったが、いよいよ今作の真価が問われることとなる。中盤に差し掛かってようやく各キャラクターに命が吹き込まれてきた感じがするので、その勢いを駆っていい作品をつくってほしい。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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