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英語になった日本語は多い。スキヤキ、ウキヨエ、ベントウ、サケ、カラオケ、ボンサイ、オタク、カイゼン、ツナミなどまだまだある。
それらの中には日本人として誇らしいものもあるが、そうではないものもある。そして、近年、新たに英語化された言葉が「ヒキコモリ」だ。
この「ヒキコモリ」という言葉からは、なんとなく若い世代を思い浮かべてしまう人も多いと思うが、実は中高年の引きこもりのほうが多いことが最近の調査でわかった。
3月29日に内閣府が発表した引きこもりに関する調査結果は、40~64歳の引きこもり当事者が推計で約61.3万人いるとした。これは、15~39歳までのいわゆる「若年ひきこもり」の推計約54.1万人を上回る。
この中高年の引きこもりは深刻だ。