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スキル・キャリア

漫画『山崎シゲル』サラリーマンの間で爆発的人気…作者は副業だった?

取材・文/小川でやんす
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『山崎シゲル』は、フォロワーからの無茶ぶりに助けられている

――『サラリーマン山崎シゲル』でも、「50音」をお題にしたり、「47都道府県」「かるた」といったテーマを設けたシリーズもされていますね。

田中 自分が目にする範囲のものはほとんどネタにしてしまったので、あえてテーマを絞ってみました。「47都道府県シリーズ」は、地方自治体の方から何か仕事が頂けるんじゃないかという下心も若干ありました(笑)。

――声が届くといいですね。最近は、ツイッターでフォロワーからお題をもらってネタにもしていますね。

田中 単語でもいいので、お題をもらえるとありがたいんです。たとえば、「ペットボトル」だったら、そこから「こんなペットボトルは嫌だ」という大喜利を考えたりしています。

――フォロワーからすると、自分のお題で描いてもらえることがうれしいですし、無茶ぶりへの対応力に驚いている人もいるのではないでしょうか。

田中 実際、無茶ぶりも多いのですが、それはそれで楽しんでネタを考えさせてもらっています。「皆様から頂いたお題」シリーズは、最新刊にも収録されています。

――ちなみに最新刊の『銀河の危機』というサブタイトルには、どのような意味があるのでしょうか。

田中 これまでも『THE SWORD OF GALAXY』とか『Love&Peace』といったサブタイトルを付けてきましたが、実はまったく意味がなかったんです。巻数もパッと見ではわからないようになっていて、急に3作目だけ『第3巻』と付けてみたりしています。ただ実は、今回だけはちゃんと意味があるんです。本を買っていただいた方は楽しめるようになっているので、ぜひ中身をご覧ください!

お笑いは芸術になり得る

『ぱんつさん』

――今年2月には、絵本『ぱんつさん』(ポプラ社)も発売されましたが、なにか絵本を描くキッカケはあったのでしょうか。

田中 漫才でもコントでも“なんかわからないけど面白い”というのが、なかなか伝わりにくかったんです。ギャグ漫画は比較的伝えやすいのですが、もっと表現できるものをつくりたいと考えていたところ、「絵本を描いてみたい!」と思い至りました。「こんなこと、絶対にあり得ない!」という“ぶっ飛んだ”状況も、絵本なら説明が必要ないんです。昔から絵本が好きで、大人になった今もよく買っているのは、そういうところが魅力だったのかもしれません。自分の記憶に強く残っている絵本のひとつに『力太郎』があるのですが、おじいさんとおばあさんがつくった垢人形に命が芽生えるという“ぶっ飛んだ”設定が大好きです。『ぱんつさん』も、説明していないことだらけなんです。

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