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すぎもとたかよし「サラリーマン自動車ライターのクルマ業界ナナメ斬り!」

中途半端になって“帰ってきた”トヨタ「RAV4」…車のモデルチェンジって、いったい何なんだ? 

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日本、欧米問わず賞賛されるようなクルマづくり

 グローバル企業である自動車メーカーが、海外を意識した商品開発をすることに異議を唱えるのはナンセンスだ。資本提携や巨大グループ化が進む昨今ではなおさらで、文字通り世界市場トータルでの収支を前提とした計画を立てることも当然だろう。

 けれども、だ。だから日本市場での魅力が下がっても仕方がないというのは、チョット違うんじゃないか? 考えてみてほしい。先に挙げたようなクルマは、そもそも日本と海外両方で評価されてヒットしたのである。つまり「日本と海外市場は相容れない」という発想は、安易な思い込みなのではないのか?

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スズキ・ジムニー

 

 たとえば、スズキの新型ジムニー(シエラ含む)は日本独自の軽規格を基本としながら、このたび「ワールド・カー・アワード2019」の「ワールドアーバン・カー」を受賞した。また、某雑誌の年間ランキング企画では、初代以来一貫してミニマムなオープンスポーツを継続する現行マツダ・ロードスターを「100年に1台の奇跡」と絶賛している。

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マツダ・ロードスター

 

 このロードスター、初代開発時に北米側からの「もっとグラマラスに」という提案を蹴ったというのは結構有名な話だ。けれども、結果的にその姿勢が今、世界で評価されているのである。

 もちろん、そもそも日本市場を相手にしないような商品は別だけど、このRAV4やCR-Vなどのように中途半端な感じで戻って来るのを見ると、日本、欧米問わず賞賛されるようなクルマづくりに取り組むべきだと思える。難しいけれど、その接点を懸命に見つけるべきだと。

 モデルチェンジがクルマの「成長」であるなら、メーカーは「親」としてどう育てるべきなのか。どんな「成長」がそのクルマにとって幸せなのか。目先の市場動向にとらわれず、もっと先を見たブレのない開発姿勢を僕は期待したいのである。

(文=すぎもと たかよし/サラリーマン自動車ライター)

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