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Hey!Say!ツアー中止の背景にある、トップがオリキを統率するジャニーズ文化の消滅

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オリキをトップが統率するという文化の消滅

 しかし、こうした過激なストーカー行為は、今に始まったことではないという。「ずいぶん昔から続いてきたものではあるんです」と、前出のライターは指摘する。

「今回は公共交通機関での迷惑行為が問題となっていますが、自宅までついていったという話も昔からよく聞きます。自宅の前にテントを張って泊まっていたとか、郵便物を盗んだとか。ジャニーズタレントの自宅ポストは、郵便物が盗まれないよう、Jr.メンバーに至るまで軒並みガムテープが貼ってあったといいます」(同・雑誌ライター)

 しかし、かつてと今とでは、決定的に違う点があるのだという。

「昔は、“オリキ”と呼ばれる熱心なおっかけには、必ず“トップ”という統率役がいたんです。このトップはジャニーズ事務所サイドと非公式にではあれどつながっており、出待ちが可能な場所などの情報はトップからしかもらえなかった。だからみんなトップの言うことは聞いていたし、ルールを守らない“ヤラカシ”に対しては情報を与えないという“制裁”を科すなどし、一定の秩序を保ってはいられたんです。

 しかし今では、このようなオリキの“文化”はほぼ消滅してしまった。その大きな理由は、ネットの発達です。一部のヤラカシや業界関係者から漏れた情報、一般人による目撃情報などは、今はSNSによってあっという間に拡散してしまいます。そうやって情報を得られるから、以前のようなトップによる統率などもはや意味を成さない。たまにマナー違反を注意する真面目なファンもいますが、そうしたファンは“純オタ”などと呼ばれ、『純オタとはかかわりたくない』と揶揄の対象にすらなっている始末」(同・雑誌ライター)

 さらに、迷惑行為の“質”も、より陰湿になってきているという。

「2018年にKing & Princeがデビューを記念して行ったハイタッチ会で、『好きなタレントにファンを近づけさせないためにナイフを持ってくる』と一部のファンが宣言し、その情報が拡散するという騒動がありました。実際にナイフを持参したかどうかは不明ですが……。

 こうした異様なファンも以前からいるにはいましたが、SNSのせいで近年は悪目立ちするようになってきています。一部のYouTuberが過激化するのと同じ理屈で、行為をあおる者もなかにはいるし、そうやって注目されることが快感となってしまうと歯止めが利かないですからね。コンサートで特定のメンバーの名前を挙げて『死ね』などと書いたうちわを掲げているファンの存在などもよく聞きますし、そうした行為の広がりに身の危険を感じてしまうメンバーが増えてきていても不思議ではないと思いますね」(同・雑誌ライター)

 手軽に情報を得ることが可能となってしまった現在。過激な言動はあっという間に広がり、そのことで優越感を得てしまう者もいれば、そうした歪んだファン感情を持つ“仲間”を見つけることもかつてより容易だ。また、タレントによるネット向け情報発信の一般化で、タレントとの距離をかつてよりもぐっと身近に感じやすいといった時代状況もあろう。

 こうしたSNS時代において暴走するファンを止めるには、ツアーの中止、さらには活動停止といった“最後の手段”しか残されていないのかもしれない。
(文=編集部)

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