石徹白未亜「ネット依存社会の実態」【アプリ四季報 2019年1~3月】

ピンタレスト、30~40代女性ユーザー急増の理由…インスタ等と真逆の思想


――「どんどん流れていってしまう」が前提のビッグ3のSNSより再利用され続ける可能性もある分、企業としても力の入れがいがあるでしょうね。でも、なぜ今年になってピンタレストが伸びているのでしょうか。

日影 ピンタレストの基本的な使われ方は変わっていません。ですが、「未来志向のSNS」は、ビッグ3に見られるような「過去志向のSNS」が広まらないと見えてこない空白領域です。逆に言えば、ビッグ3の利用が広まり周知されたことで、ようやくその空白が理解され、ピンタレストならではの便利さが周知されてきたのかなとも思います。

――ピンタレストのユーザーの性年代比率はいかがでしょうか。ヘアスタイル、服装、メイクなどファッション系で使われている用途が多いように見え、女性比率が高そうですが……?

日影 App Apeにおけるピンタレストの性年代分布は、こちらの通りです。全体を見ても女性利用は男性の倍ほどあり、世代別に見ると30、40代女性が特に多いですね。


TikTokとピンタレストのユーザーの違い

 以前の記事で「TikTok」の利用動向について調べた際に、投稿される動画のノリから「若者向けアプリ」の雰囲気があるわりに40代男性の利用が多い、と判明したことがある。こちらが、そのときのTikTokユーザー数の図だ。


 ここから可能性として読み取れる「10代のかわいい女子の動画を見たい40代男性のニーズの高さ」には、怖いものもある。

 そして、ここでのTikTokとピンタレストの性年代利用比率を比較する限りだが、「女性人気が高くても、10代女性には不人気」なら「40代男性」の興味をあまり引かない傾向もあるのかもしれない(動画を投稿して共感や評価をもらうというTikTokと、自分の関心のある画像を集めるピンタレストでは、そもそもの用途が違うという点もあるが)。

 後編も岡田氏、日影氏に19年1~3月を象徴するアプリと、新元号の「令和」が発表された19年4月1日のアプリ利用動向についてうかがう。
(構成=石徹白未亜/ライター)

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