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三井金属、屈辱的な“過激な株主提案”受ける…全取締役の退陣、告発窓口の設置

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三井金属鉱業本社が入居するゲートシティ大崎ウエストタワー

 6月は3月期決算企業の株主総会の季節である。株主提案議案の動向が注目される。

三井金属「取締役全員を退陣させる」

 まず、もっとも過激な株主提案を紹介する。

 非鉄大手の三井金属鉱業の定時株主総会は6月27日に開催される。法人株主(1名)から、「取締役全員を業績不振の責任を取って退陣させる」とする株主提案が出されている。このほか「自己株式600万株(発行済み株式の10.5%)の購入」「監査役会に機密事項漏洩防止の規定を設ける」「役員報酬の個別開示」「監査委員会に告発窓口を設置」「取締役会議長と最高経営責任者の分離」を提案。また、取締役会議長には社外取締役が就くことを求めている。

 どの程度の支持を集めるかに関心が集まる。

 経営陣にとって、このような株主提案がなされること自体、恥辱といえる。10%以上の賛成票が投じられれば、事実上の「経営陣の“不信任”」(鉄鋼・非鉄業界担当のアナリスト)といわれるかもしれない。

 三井金属の取締役会は5月20日、株主提案の6議案すべてに反対すると決議した。

アドバネクス、お家騒動第2ラウンド

 東証1部上場の精密ばね大手、アドバネクスは6月25日に定時株主総会を開く。創業家と経営陣による“お家騒動”の第2ラウンドとなる。筆頭株主で昨年解任された加藤雄一・前会長らは、取締役7名選任の株主提案をした。

 2018年6月に開いた定時株主総会で、お家騒動が勃発した。会社側は加藤氏ら7名の取締役選任議案を提出。これに対し取引先の経営者でアドバネクスの株主である男性が、会社側提案の取締役候補7名のうち加藤氏や社外取締役の米倉誠一郎・一橋大学名誉教授ら4名を外し、柴野恒雄社長(現在は会長も兼務)らに別の3名を加え、計6名の選任を求める修正動議を出した。

 総会では加藤氏ら4名は賛成率42%で否決された。修正動議の3名は賛成率50.5%で可決。加藤氏は創業家の3代目だったことから、「加藤氏追放のクーデター」と呼ばれた。

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