新会社の住宅販売戸数は、首位の積水ハウスを上回り国内最大に

 住宅メーカーの売上高は、事業の多角化を進める大和ハウス工業(19年3月期の売上4兆1435億円)が断トツの首位。2位は注文住宅最大手の積水ハウス(19年1月期の売上2兆1603億円)。この2強をパワービルダー(分譲住宅)最大手の飯田グループホールディングス(19年3月期の売上1兆3449億円、業界3位) と木造の在来工法大手の住友林業(同1兆3088億円、同4位)が1兆円台で追う。

 トヨタホームの売上高は5529億円(18年3月期)で住宅メーカー6位。ミサワホームのそれは3993億円(19年3月期)だが、ミサワはトヨタホームが51%出資する連結子会社のため、トヨタホームの売り上げに含まれる。

 トヨタは今回の移管に当たり、トヨタホームを通じてミサワホームを完全子会社にする。ミサワホームの株式1株に対してトヨタ株0.155株を割り当てる「三角合併」を実施し、ミサワホームは12月30日に上場廃止となる。

 パナソニックホームズの売上高は3750億円(19年3月期)で10位。松村組の売り上げは364億円(18年3月期)である。

 新会社の売上高は単純合算すると9643億円と1兆円に迫り、住友林業に続く業界5位に浮上する。

 戸建住宅の販売戸数と売上高(企業規模)は一致しない。顧客の要望に応じて造る注文住宅や、手持ちの土地に建物を建ててから売る分譲住宅がある。大手10社でも販売戸数のシェアは3割程度で、工務店などの存在感が大きい。

 主要住宅メーカーの17年度の戸建住宅販売戸数ランキングによると、8位がミサワホームの6885戸、9位がパナソニックホームズの5090戸、10位がトヨタホームの4810戸。3社合計は1万6785戸となる。首位の積水ハウスの1万3294戸を大きく上回り、新会社は、販売戸数で国内最大の住宅メーカーにのし上がる。

創業者、豊田喜一郎と松下幸之助の思い

「トヨタとパナソニックの住宅事業統合は、それぞれの創業者の思いが結び付けた」(有力財界人)との見方がある。

「住まいづくりほど大切な仕事はない」。パナソニック創業者の故松下幸之助氏のこうした思いから、現在のパナソニックホームズが1963年に誕生した。

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