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松崎久純「ビジネスパーソンの自己啓発」

成功者が毎日やっている「勉強」の具体的方法

文=松崎久純/グローバル人材育成専門家、サイドマン経営代表
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取り組みたいテーマを考える

 何を勉強すればいいのかわからない人は、それを考えることそのものが大切な行為です。ピンとくるテーマがない場合には、とりあえずなんらかの資格取得を目指すのが1つの方法ですが、じっくり取り組みたいテーマは簡単に見つかるとは限りません。

 筆者自身も30代の頃には社会人として修士課程を修了し、ここ10年ほどの間は大学院で講義も受け持っていますが、実は大学院に通いながらも研究したいテーマが見つからない人は多いものです。したがって、自分が向かい合うべきテーマを見つけるまでは、試行錯誤することがあっても不思議ではありません。

 特定のテーマどころか、どんな分野の勉強をすればいいのかわからない――こんなことがあっても大丈夫です。まずは一度、書店か図書館の中をゆっくり歩いて回ってみましょう。分野にはどういうものがあり、自分が何に興味があるかを確かめてみます。たとえば経営学のコーナーに関心を持った場合には、その中で特に興味のあるテーマはなんなのか、テーマ別にたくさん並んだ本を眺めて考えてみましょう。

 一口に経営といっても、その範囲は広いからです。一度やってみただけではピンとこないかもしれませんが、何度か出向いて繰り返すうちに、目を通してみたいテーマが見つかってくるはずです。

経営者の自叙伝で学習する

 どんなビジネスパーソンにもお勧めしたいのは、有名経営者の自叙伝を読むことです。それにより一人の経営者について学ぶことになり、企業と業界の研究をすること、あるいはそのきっかけになるでしょう。図書館で2、3冊の本を手にとってみてはいかがでしょうか。

 スターバックスが好きな人なら創業者のハワード・シュルツ氏の本、マクドナルドならフランチャイズ化を成功させたレイ・クロック氏の本、吉野家であれば長年社長を勤められた安部修仁氏の本を読めば、それぞれのお店を訪れても、これまでとは感じることが違ってくるでしょう。

 たとえばコーヒー豆や牛肉などの原材料が、どこから仕入れられているかといったことも読むことになりますから、今まで気に留めていなかったことにも関心が広がります。何よりも、そうした経営者の本からは、力強いエネルギーを感じ取ることになりますから、それだけでも有益です。

松崎久純/グローバル人材育成専門家

松崎久純/グローバル人材育成専門家

サイドマン経営代表

企業の海外赴任者や海外拠点の現地社員を対象にグローバル人材育成を行う専門家。サイドマン経営・代表。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科非常勤講師。著書に『好きになられる能力 ライカビリティ 成功するための真の要因』(光文社)、『英語で学ぶトヨタ生産方式 エッセンスとフレーズのすべて』(研究社)、『イラストで覚える生産現場の英語』(ジャパンタイムズ)など多数。

Twitter:@HardLifeEasy

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