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木下隆之「クルマ激辛定食」

日産「デイズ」は事故るほうが難しい「軽最強の安全なクルマ」である

文=木下隆之/レーシングドライバー
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インテリジェントLI/LDW」は、いわば「車線はみ出し防止制御」である。プロパイロットの一部だが、車線から逸脱しそうになると表示とブザーで知らせる。それでも直らなければ、ハンドルに反力を与えドライバーを刺激する。

「SOSコール」も軽自動車初だろう。事故を起こしたら、自動でオペレーターに通報がいく。急病や危険を察知したら、コールボタンを押すだけで救急車や警察を呼んでくれるのである。

 このように、デイズには日産流の安全支援技術がてんこ盛りなのだ。コストに敏感な軽自動車でありながら、分厚いカタログで紹介し、数々の決して安くはない安全装備を盛り込むのは日産の良心なのかもしれない。

 軽自動車は“ファーストカー”となる傾向にある。同時にそれは、趣味やレジャーユースの高まりでもある。メインで使用している乗用車があり、軽自動車は近所の買い物用に、というのがこれまでの定番だったが、最近の傾向は軽自動車1台で遠方ドライブもするらしい。一方で、高齢化が進むなか、安全技術の充実はまったなしなのである。

 試乗をしてみると、走りの進化も伝わってくるだけでなく、内外装の質感の高さも感じとれた。後席にいたっては「フーガ」より広く感じるほどだが、それよりもむしろ数々の安全装備に目がいってしまったのは皮肉だろうか。
(文=木下隆之/レーシングドライバー)

 

●木下隆之
プロレーシングドライバー、レーシングチームプリンシパル、クリエイティブディレクター、文筆業、自動車評論家、日本カーオブザイヤー選考委員、日本ボートオブザイヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員
「木下隆之のクルマ三昧」「木下隆之の試乗スケッチ」(いずれも産経新聞社)、「木下隆之のクルマ・スキ・トモニ」(TOYOTA GAZOO RACING)、「木下隆之のR’s百景」「木下隆之のハビタブルゾーン」(いずれも交通タイムス社)、「木下隆之の人生いつでもREDZONE」(ネコ・パブリッシング)など連載を多数抱える。

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