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蜂の巣状の空洞構造体、人体に近づけると得体の知れない不快感と、有益な効果

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 ほかにも簡単に空洞構造効果を体験する方法がある。図のように、1枚の紙に10個の折り目を入れて、アコーディオンのように計20面できるようにする。暗い色の紙は避けたほうが良い。それを計7枚つくる。底に置いた紙に時計回りに30度回転させて2枚目を接着剤で固定し、さらに2枚目から同様に30度時計回りに回転させて3枚目を接着固定する。そのようにして、全部で7枚重なったものをつくった後、その上部や下部に手のひらをかざしてみたり、頭上に浮かぶように固定してみる。すると、蜂の巣から得られるのと似た空洞構造効果を体験できる。

空飛ぶ昆虫の繭

 特別な空洞構造効果は反重力効果すら生み出すのだろうか。そう思わせる発見をグレベニコフ教授はしている。

 1981年、ノボシビルスクの郊外で、昆虫用の網を使ってアルファルファを刈りながら、網に入ってきた昆虫、葉っぱ、花などを採取していた時、彼は不思議な体験をした。生綿をビンの中に投げ入れ、蓋をしようとした瞬間、軽い小さな繭(まゆ)が飛び跳ねてきたのだ。

 それは卵形をしており、ビンの中で飛び跳ねていた。繭の中の幼虫や蛹(さなぎ)が自力で飛び跳ねることは不可能なはずだ。しかし、彼の常識を覆し、繭は何度も飛び跳ねてはビンの壁に当たって落下した。

 あとで、彼はその繭だけを取り出し、自宅に持ち帰って観察することにした。長さ約3mm、幅1.5mmの繭の外側は硬くできていた。光を当てるか、温めると、ジャンプを始め、暗闇では不動であった。3mmの長さの繭が、5センチも飛び跳ねることもあった。しかも、転がりもせず、スムーズに飛び上がったのだ。足があるか、体を曲げることのできる昆虫であれば、それも理解できないわけではなかったが、ただの卵型の物体が、自分の背丈の十数倍も飛び跳ねる理由がわからなかった。また、水平に飛ぶこともあり、その際は、高さ5センチ、距離35センチにも及んだ。これは自らの幅の30倍を超えていた。

 結局、その蛹から、オスのヒメバチに分類される成虫(Bathyplectes anurus)が誕生した。その幼虫はアルファルファの害虫であるゾウムシに寄生するので、農業にはありがたい存在だった。

 グレベニコフ教授は次のように空想した。

「もし、あの蜂が地球を脱出したいという意志を持っているとしたら」

 翼を持った成虫の蜂は飛ぶことはできるが、高度を増せば空気が薄くなってしまい、その目的を果たせない。だが、繭の中の幼虫では、まったく状況が異なる。もしも、5センチ飛び上がった繭を捕まえて、そこからさらに5センチ飛び上がらせるとする。そして、そこからさらに5センチ飛び上がらせて、延々と繰り返してみたら――。

 だが、グレベニコフ教授の研究成果は空想にとどまらず、反重力プラットフォームの製造に向かうのだった……。

(文=水守啓/サイエンスライター)

※後編に続く

【水守 啓(ケイ・ミズモリ)】

「自然との同調」を手掛かりに神秘現象の解明に取り組むナチュラリスト、サイエンスライター、代替科学研究家。 現在は、千葉県房総半島の里山で自然と触れ合う中、研究・執筆・講演活動等を行っている。
著書に『世界を変えてしまうマッドサイエンティストたちの【すごい発見】』『ついに反重力の謎が解けた!』、『底なしの闇の[癌ビジネス]』(ヒカルランド)、『超不都合な科学的真実』、『超不都合な科学的真実 [長寿の謎/失われた古代文明]編』、『宇宙エネルギーがここに隠されていた』(徳間書店)、 『リバース・スピーチ』(学研パブリッシング)、『聖蛙の使者KEROMIとの対話』(明窓出版)などがある。

ホームページ(より具体的に解説したDVDの販売あり)

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