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雨上がり宮迫引退で終わらせたい…大崎会長インタビューに見る吉本の旧態依然とした本音

文=藤原三星
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7月19日、吉本興業株式会社の公式サイトトップに掲載された「宮迫博之(雨上がり決死隊)、マネジメント契約解消のご報告 」

「契約書を結んでしまうと、やりづらい」

 さかのぼること7月13日、吉本興業ホールディングス会長である大崎洋氏(65歳)は、朝日新聞、毎日新聞、時事通信など既存の大手メディアから、NewsPicks、Business Insiderなどの新興系ウェブメディアの取材に、それぞれ単独インタビューという形でいっせいに対応。13日土曜からの連休中にそれらの記事がいっせいに掲載・公開され、闇営業問題ついて率直に語ったその内容が、大きな話題となっていた。

 当該記事を読んだというある週刊誌記者は次のように語る。

「今まで沈黙を貫いてきた大崎会長が、『闇営業』について初めてきちんと語ったという意味では非常に意義のあるインタビュー記事でしたが、読後の印象としては、『やはり吉本は今後も変わらない』という感じでしたね。各メディアがそれぞれ大崎会長に斬りこみ、闇営業問題でやり玉に上がった『タレントと紙ベースでの契約を交わしていない』という問いも投げかけられていましたが、それに対し大崎会長は、『紙で交わさないだけで口頭では契約を結んでいる。民法上はそれで問題ないし、それが吉本らしさ』と、今や大企業となった会社の会長とは思えない発言に終始していました。

 各メディアよるそれらのインタビュー記事を読むと、結局『契約書を結んでしまうとお互いにやりづらくなる』という吉本側の思いが透けて見えるというか、“働き方改革”が叫ばれるこの時代とはいえ、所属タレント6000人のすべてに対して契約書を結べるわけがないという吉本の“お家事情”が伝わってくるような内容でしたね。本来なら、売れっ子芸人とだけ契約書を結んで、それ以外のタレントについては“人減らし”をしたい……でもそんなことをやれば、日本全国にある劇場や営業先での興行が回らなくなる……という吉本ならではの事情があり、だからこそ、紙での契約書など結ばず、ふわっとした関係であり続けることこそが、吉本にとっては都合がいい、ということなのでしょう」

 企業としての在り方について大崎会長が熱弁すればするほど、吉本興業の“古い体質”と“お家事情”が露呈する格好となった一連のインタビュー記事。今回の宮迫引退で、闇営業騒動の幕引きとなるのか? 引き続き注目していきたい。

(文=藤原三星)

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藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara

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