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鞘師里保“所属事務所離脱”のワケ…ハロプロ擁するアップフロントは芸能界のホワイト企業

文=編集部
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ハロプロ研修生という“理想のシステム”

 では、エース級のメンバーが次々と辞めてしまうかもしれないというのに、どうしてハロプロは20年以上も継続することができたのだろうか? その鍵は「ハロプロ研修生」にあるという。

「ハロプロの大きな魅力となっているのが、歌とダンスのパフォーマンスレベルの高さ。そして、そのレベルの高さを支えているのが、ハロプロ研修生という研修組織です。仮に人気メンバーが卒業してしまっても、研修生としてレッスンを積んできたメンバーを新たに加入させることで、グループのパフォーマンスレベルをある程度は保つことができる。そうすることで、できる限り魅力を損なわずに、メンバーの入れ替えが可能となっているんです」(前出・音楽事務所関係者)

 ハロプロでは定期的に一般公募のオーディションも開催されており、そこからメンバーが選出されることもある。しかし昨今では、ハロプロ研修生からの正規メンバーへの昇格がメインルートとなっている。

「研修生からの昇格が増えてきたのは2011年以降。当時はアイドルブーム真っ只中で、いろいろなアイドルグループがいるなか、元々パフォーマンスレベルが高いハロプロは、結果的にその部分で差別化されることとなったんです。また、この頃は℃-uteが“アイドルに憧れられるアイドル”として認知され始めた時期でもあり、パフォーマンスレベルを高めることが人気につながるということを、ハロプロの運営サイドが実感していったのだと思います」(同)

 たとえばプロ野球のチームであれば、チームを強化して優勝争いをするようになれば、自然と集客が増えていく。ハロプロのパフォーマンス重視の方針は、まさにそれと同じ。プロスポーツチームのようなことをアイドルの世界でやっているのだ。

「メンバーの個性を重視した方向性だと、どうしてもメンバーに頼らざるを得なくなり、そのメンバーの自由を奪ってしまいかねない。しかし、グループの基盤としてパフォーマンスというものがあれば、メンバーの自由を尊重しつつ、グループを続けることもできる。また、研修生にとっても、パフォーマンスを磨けば正規メンバーに昇格できるチャンスが増えるわけで、努力が報われやすいというメリットもあるでしょう」(同)

 誰もがまねできることではないだろうが、ハロー!プロジェクトは“アイドルたちから搾取しない”運営の理想形なのかもしれない。

(文=編集部)

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