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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

私が飲食店でタバコを吸う行為を絶対に許せない理由…命が脅かされる危険

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事
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食品添加物は避けることが可能

 がんの原因は、もちろんタバコだけではありません。放射線の影響も無視することはできませんし、ウイルスが関与しているがんもあります。環境中の有害化学物質であるトリハロメタンや農薬、日常的に使っている殺虫剤や合成中性洗剤、抗菌剤なども、がんとの関連を疑われています。そして、どうあっても防ぎきれない紫外線のことも気になります。

 しかし逆に、防ごうと思えば防げるものもあります。その筆頭は食品添加物でしょう。食品添加物の安全性については、さまざまな意見があることも承知しているので、読者の皆さまが、どの意見を信頼し、どのような行動をとるかはお任せしますし、とやかく申すつもりはありません。ただ、筆者は、自分の大切な妻や娘や孫たちには、可能な限り食品添加物を摂らなくて済むような食生活をするようにきつく言ってきましたし、余計なお世話だなどと思わないであろう親しい友人には、家族と同じように、食品添加物を避けるよう伝えてきました。そして、この連載を読んでくださっている皆さまにも、そのことをお伝えしたいと思っています。

 食品添加物を大量に使って製品をつくっている企業が、食品添加物の安全性を訴えるのは、むしろ当たり前のことでしょう。要は、そのようなことを信じるのかどうかという問題です。

 現に一部ではありますが、可能な限り食品添加物を使用しないで製品づくりをしようという試みをしている企業もあります。それは、今まで使用していた食品添加物に少なからず危険性が伴っていたことの証左とも受け取れます。それをどう評価するかというのもまた、それぞれの方の自由裁量であり、選択の自由もあると考えています。

 たぶん、まだしばらくの間は、食品添加物の危険性は理解されないでしょう。そして、がんに罹患する人、がんが原因で亡くなる人の数も、増えることはあっても減ることはないと思われます。問題は、どこで気づくかです。食品添加物を使用した食べものは、一見、便利で扱いやすいかもしれません。しかし、その便利さが将来的にどのような結果を招くのか。それは現段階で予見できないのか。筆者は、できると思うのです。もう十分にデータは出そろっています。

 ぜひ一日も早く現実を直視して、食生活を見直していただきたいと、切実に願います。がんが原因でどなたかが亡くなる、しかも年若い方が亡くなるなどという不幸は、繰り返してはならないと、筆者は真剣に考えています。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

●南清貴(みなみ・きよたか)
フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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