NEW

がん外科医の私にしか書けない「がん検診」「代替医療」の“紛れもない現実”

構成=編集部
【この記事のキーワード】, , ,

――病気になったのは自己責任、と感じる人も多そうですね。

中山 ご自分を責める方はたくさんいらっしゃいます。だからこそ、本書では「がんになったのはあなたのせいではない」と強く主張しています。専門家として、がんの患者さんを診続けている立場からこう言うことは、大切なことだと思っています。

 また、こちらはある意味で悪魔的な表現かもしれませんし、実際、事前に読んでいただいた監修者の方からは「医者がこんなことを言うと救いはない」との意見もいただきましたが、「がんにかかるのは雨降りのように自然なこと」だとも書きました。

――「良い患者」になるには、どうしたらいいでしょうか。

中山 苦しいことですが、周りと協力して、できるだけ確かな情報を集めて、たくさんの選択肢を用意した上で、ご自身の価値観で選択することができればいいのではと思います。もちろん、それが簡単ではないことはよくわかっていますが、本書がその手助けになると思います。

がん患者の家族は「第2の患者」に

――今回、なぜ本書を執筆することになったのでしょうか。

中山 私は大腸がんを専門にしている39歳の中堅外科医です。ずっと病院現場でがんの患者さんの治療をしてきて、「こんな情報があったら、もっとこの方の苦しみは減らせるのに」と思っていました。その思いから、本書を書いたのです。

 この本では、がんとの戦い方、がんの予防の仕方、そしてがんにかかってしまったときの対処法、さらには家族ががんにかかってしまったときの心構えをお伝えしています。ややこしい話は抜きにして、とにかく「使える」情報を書きました。さらには、プロの物書きとして「読みやすい読み物」になるようにもこだわりました。

 私は、この本を通じて、がんにかかってしまった方、そして家族や大切な人ががんにかかってしまった方と手を携え、少しでもその苦しみと哀しみを減らしたい。私もまた、がんで大切な友人を喪った者のひとりですから。

――読者にはどのような人を想定しているのでしょうか。

中山 ご自身や家族、知人ががんになった人、また今後がんになりたくないと思っている人、つまりほとんどすべての人を対象としました。2人に1人はがんにかかる時代です。それほど、がんは身近な問題です。特に、がんにかかった方の家族は「第2の患者」と呼ばれることもあります。そのため、ご家族の大変さにもスポットを当てたかったのです。読んで「救われた」という声もいただいており、ホッとしています。

(構成=編集部)

情報提供はこちら
『がん外科医の本音』 現役医が決して口にしない真実は? 2人に1人がかかる病に迫る。家族が告知されたら真っ先に読む本! amazon_associate_logo.jpg

RANKING

11:30更新
  • ヘルス・ライフ
  • ビジネス
  • 総合