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夏の甲子園、注目の5校!ダークホースの公立校、高校野球の“二極化”進み初出場が激減

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夏の甲子園、注目の5校!ダークホースの公立校、高校野球の二極化進み初出場が激減の画像1
星陵高校の奥川恭伸選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 令和初となる夏の甲子園、第101回全国高等学校野球選手権大会が幕を開けた。

 予選となる地方大会では、春のセンバツ優勝校の東邦(愛知)が2回戦でまさかのコールド負けを喫し、昨夏の優勝校の大阪桐蔭も延長14回にタイブレークで涙を呑んだ。岩手県大会決勝では甲子園の“目玉”となるはずだった大船渡が敗れ、監督の采配をめぐって賛否両論が巻き起こるなど、今年もさまざまなドラマがあった。

 そんななか、例年以上に少なかったのが「悲願校」と呼ばれる高校の出場である。都道府県内では上位の常連であるにもかかわらず甲子園の土を踏めない高校=悲願校に注目し、声援を送り続けるライターの田澤健一郎氏は、今年4月に『あと一歩!逃し続けた甲子園 47都道府県の悲願校・涙の物語』(KADOKAWA)を上梓した。その田澤氏に、今夏の地方大会の総括および101回大会の見どころをうかがった。

初出場減少の裏に高校野球の“二極化”

「都道府県内では実績があるのになぜか甲子園と縁がない高校や、いまだ甲子園出場校を出してない地域の有力校を、勝手に『悲願校』と名付けています。都道府県内で強くても、甲子園に出場しない限り、一般的な知名度は上がりません。そういった学校にも注目してほしいと思って、全国の悲願校を1冊にまとめました」(田澤氏)

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『あと一歩!逃し続けた甲子園 47都道府県の悲願校・涙の物語』(KADOKAWA/田澤健一郎)

 今夏の初出場校は、誉(愛知)、飯山(長野)、富島(宮崎)の3校。そのうち、富島は昨春のセンバツで甲子園の土を踏んでおり、春夏通じての初出場は誉と飯山の2校となる。これは、例年より少ない数字だ。

「大会前のインタビューで甲子園出場の可能性が高い悲願校について聞かれ、『今年は少ないだろう』と答えていました。例年なら優勝候補にも挙がるような悲願校が今年は低調、というケースが多くて。2000年代以降、悲願を達成した“卒業校”が増えたことも関係していますが」(同)

 近年であれば、天理と智辯学園の2強に割って入った奈良大学附属(奈良)や専修大学松戸(千葉)が卒業校にあたる。ただ、悲願校を含めた初出場が減少傾向にある理由のひとつには、高校野球の二極化も挙げられるという。

「13年連続(16回目)の聖光学院や9年連続(15回目)の作新学院など、ここ数年、連続出場する高校が目立っています。ほかにも、昨夏に続いての連続出場校が49校中18校。連続出場は目立たなくても、上位の2、3校で甲子園出場を分け合っているような状態の地域も少なくありません。その点では“二極化”が進んでいると感じます」(同)

 二極化とは、一種の実力格差である。優れた選手が多数揃い、恵まれた環境と指導体制のもとで練習に励む強豪校のレベルはどんどん上がっている。なかでも私立の強豪校は、学校経営の事情もあって、生徒は何人いてもいい、と部員が100人を超えるケースも目立つ。一方で、少子化などの影響もあり、部員減に悩まされ、練習もままならない“普通の高校の野球部”が増えている。

「審判の中には、あまりに実力差があるため、強豪校の打球でケガをしないか心配になる試合もある、と話される方もいます。こういった事情も、ダークホース的な学校の出場が難しくなっている要因でしょう。強豪校は、以前よりも強さが安定している印象を受けます」と田澤氏は分析する。

『あと一歩!逃し続けた甲子園 47都道府県の悲願校・涙の物語』 「あと1点」「あと1球」で敗れ続ける全国の強豪校がズラリ! amazon_associate_logo.jpg

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