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「貧乏ゆすり」の驚愕の効用が研究報告…死亡率が大幅に低下

文=ヘルスプレス編集部

貧乏ゆすりがオススメ?

 そこで、意外な対策法を紹介したい。それは世界中で誰もが知っている、「貧乏ゆすりジグリング)」だ。

 ちなみに「貧乏ゆすり」の語源は、高利貸しの取り立ての前で江戸庶民(=貧乏人)が苛立って足を揺する様から生まれたとの説もある。一般的には、見た目もマナーの面でも悪評高い貧乏ゆすりだが、長旅の機内や渋滞中の車内では「賢い旅行者の基礎知識」として、侮れない効果を発揮する。ましてや、身内だけの長時間ドライブ時などは誰に気兼ねすることもなく、一家全員での車内貧乏ゆすりを推奨したい。

 事実、一昨年の秋には「私たちの実験結果では、貧乏ゆすりが下肢の血流を増加させ、動脈機能の低下を十分に予防しうるという驚愕の効用が判明した」という、米ミズーリ大学・ジェイム・パディラ助教授(栄養・運動生理学)の研究報告も発表されている。

 また、英国内の女性約1万3000人(37~78歳)を対象に行った平均12年間に及ぶ死亡率の追跡調査でも、興味深い結果が判明している。「貧乏ゆすりの多い女性」は、1日5~6時間座っていても、同5時間未満の同性より死亡率が37%も低かったのだ。

 同調査結果によれば「貧乏ゆすりを多くする層」の場合、BMI、グルコースやインシュリン反応などの健康面に関する指数でも良好な優位性を示していたそうだ。事実、昨今は“貧乏ゆすり体操”を変形性関節症のリハビリに採用している医療機関が少なくない。

 一方、自動車事故をめぐる国内外の原因報告書を閲覧すると、約1割が「運転者の体調不良」によって引き起こされている事実が浮き彫りにされる。人間は2時間以上運転していると足の血流が悪くなり、血栓が生じやすくなる。

 現代人にとって、こまめな水分補給(の漫然な準備)と貧乏ゆすり(ふくらはぎを揉むのも効果的)を欠かさないのは、健康の新習慣になるかもしれない。
(文=ヘルスプレス編集部)

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